大宮アルディージャが『アルディージャの誓い』として掲げているひとつ“2011年までにスポーツキャラバン500回！”が2月12日（金）、ついに達成されました。
記念すべき会場となったのは、さいたま市見沼区にある大和田幼稚園。当日は、大宮アルディージャの渡邉誠吾代表取締役社長をはじめ、Ｊリーグから中野幸夫専務理事も参加し、500回目の「スポーツキャラバン」が華やかに開催されました。
この日の参加園児は50名。大宮Ｕ－12コーチ陣による楽しいメニューに、園児たちは終始歓声をあげていました。
「おはようございます！よろしくおねがいします！」午前10時、時折小雪の舞う冬の寒さをも吹き飛ばすような、子どもたちの元気な声が園庭に響きます。そこに現れたのは、大宮のクラブマスコットのアルディくん。登場とともに子どもたちのボルテージが一気に上がります。この日を迎えられたのも、ホームタウンの方々のご協力があってこそ。アルディくんもありがとうと感謝の気持ちを伝えたくて駆けつけたようです。
「みんな大宮アルディージャって知ってるかな？」小林 智コーチ（大宮）の呼び掛けに「知ってる！オレンジのチーム！！」。一同が笑顔に包まれる中、待ちに待ったカリキュラムがスタートしました。ランニングから始まり、ストレッチ、鬼ごっこ、そしてボールを使ったメニューへ進みます。最後はコーチと園児の対抗ミニゲーム。アルディくんも参加して、珍プレー好プレーが続出。子どもたちは息を弾ませました。
「このスポーツキャラバンは、地域のみなさまのご協力があってこそはじめて、そして、想定よりも早く達成できました。私自身、今日は子どもたちと触れあうことができ、元気をたくさんもらいました」（渡邉誠吾代表取締役社長／大宮）
「このように地域に密着した普段からの地道な活動こそが、Ｊリーグの百年構想の姿。大宮アルディージャには、今日の日を500回の記念とするにとどまらず、ぜひ活動を継続し、さらにホームタウンのみなさまに支えていただけるクラブチームとして歩まれることを期待しています」（中野幸夫専務理事／Ｊリーグ）
ひとつ素敵な秘話に出会いました。会場園内の柱にこの日飾られていたのは、年季の入ったアルディくんのぬいぐるみ。「このぬいぐるみは、2002年に最初にスポーツキャラバンが開催された際に、大宮の方からフラッグとともにプレゼントされたものなのです。それ以来、事務室で大切に飾っています。わたしたちの宝物です」と感慨深い表情で話してくださったのは大和田幼稚園の渡大作理事。
「マト選手が大好き！今年は優勝してください！」と元気に話してくれたのは、この日スポーツキャラバンに参加したひとり、ゆうた君（６歳）。家族がシーズンチケットホルダーで、年間ほぼ全試合を観戦しているそうです。
2002年からさいたま市内の幼稚園と小学校を中心にまわりはじめた大宮アルディージャ スポーツキャラバン。「伝えたいのはふたつ。挨拶と感情表現です」（小林 智コーチ／大宮）というクラブの気持ちをサッカーボールにのせて、今後も活動を続けていきます。
