6月29日（日）に1時間ほどのSNS講習を、川崎フロンターレのアカデミーに所属している選手の保護者、カテゴリ問わず皆さんに集まっていただきました。
現代は、親子の間でネットやSNSに関する知識の差がとても顕著で、日常的にSNSが原因で起こる事件が多発している時代です。自分の子どもがいつ巻き込まれるか分からないリスクも大きく、保護者の皆さんに少しでも知識を増やしていただきたいという思いの下、実施しました。
ニュースを見ていて、親としては「どうして相談してくれないのか」「言ってくれればなにか出来たかもしれないのに」という思い、と当日の保護者も口にしていました。
しかし、「本当に何かしてあげられたのか？」と問われ、ハッとなった方もいたはずです。
今回の講習では、アカデミーの選手たちがクラブからどんな説明を聞いているのか知ってもらった上で、SNSについて考えていただきたく、保護者の皆さんにも選手たちに受けてもらった講習の内容と同じものを聞いてもらいました。
日頃耳にしない観点からの話を聞けたのではないかと思います。
選手たちとはまた違う反応で、SNSの利用に対して感覚の違いが垣間見えました。
一生懸命、講習のポイントをメモする姿もあり、皆さん熱心に聞いていました。
また、保護者の方自身のアカウントでお子さんのことを書いてしまっていないかなどと、
改めて皆さんにも考えてもらいました。
最新のアプリや便利すぎる機能についていけない、、という方もいましたが、「LINE」に関しては参加者ほぼ全員が利用していたので「乗っ取り」「成りすまし」の被害に合う前に、今できる対策をみんなで確認しました。
終盤には、アメリカで話題になった「スマホ18の約束」のように、家庭ごとにオリジナルに工夫して作ってみて、スマートフォンとの付き合い方から考え直すことも大切というお話や、「対策や決まりごとについても、まずは親が実践してみてから、子に伝えてほしい。」という講師の上田さんからのアドバイスがありました。
そうでないと説得力もありませんし、その方が伝わりやすくなると思います。
以上のように、かなり内容が充実している講習となりました。
母親も昔とは違い、スマホ世代の今だからこそ、親が子どもに及ぼす影響も大きくなってきています。
トップチームを目指す選手の保護者の皆さんに向けて、しっかりと知識をお伝えすることが出来た、実りある時間でした。
クラブで過ごす時間ももちろん大切だが、家で過ごす時間も大切です。
子どもにとっても、お父さん、お母さんとのコミュニケーションが必要不可欠なものですので、今回の講習を受けて、少しでも変化があれば大変嬉しいことです。
