8月10日（日）に川崎市高津区の高津図書館で、實藤友紀選手がおはなし会を実施しました。
このおはなし会は、川崎市教育委員会と実施している読書推進事業「川崎フロンターレと本を読もう！」の一環で、トップチームの選手やフロンターレのOB選手が市内の図書館や小学校に出向き実施しています。
この事業は今年で6年目を迎え、2年前からは川崎市中原区に拠点を置く人形劇団ひとみ座さんと一緒におはなし会を開催し、市内の各所で選手やOB選手が参加する人形劇で読書の楽しさを伝えています。
今回参加する實藤選手は、昨年に続き、2回目の参加。イベントスタートは15:00からでしたが、實藤選手にはリハーサルがあるため13:45に会場集合してもらいました。
実は、人形劇の内容が今年新しくなったことと、これが今年初めの公演であったため、実際に選手と調整しないとわからない…ということで、読み聞かせ経験のある實藤選手で安心したい！というスタッフのリクエストで、少し早く来てもらいました。
初めに台本を読んでもらった時は、内容が新しくなって戸惑っていましたが、リハーサルではひとみ座さんと積極的にコミュニケーションを取って準備万端にしてくれました！
リハーサルの最後には、図書館の方と読み聞かせをする本の打合せをして、もう何の心配もありません。あとはスタートを待つばかり。
実はこの日、強雨の天気で、室内で行なうイベントですが来場する方が敬遠しないか心配でした。ですが、開場時間になると続々と人が集まり約50名の人で会場はいっぱい。
高津図書館の館長の挨拶があり、早速人形劇はスタート。劇中で實藤選手が紹介されて登場すると大きな歓声が、また前日に試合があったことから試合を観戦したと思われる子どもがお母さんに「サネ、疲れていないのかな？」と心配する姿などありました。
そんな實藤選手はみんなに向かって元気に自己紹介して劇に参加。
内容はここでは詳しくお伝えできませんが、劇はフロンターレマスコットのフロンタ＆ワルンタが、フロンターレの試合を観戦中にワルンタがある失敗をして試合が中断…。
再開するために色々な本にまつわる問題を見ている子ども達と解いていくストーリー。實藤選手は、司会をして手を挙げる子どもを指名したり、時にはヒントを出して、子ども達と一緒に問題を解いたりして楽しんでいました。
最後は、實藤選手が選んだ絵本「すてきな三にんぐみ」を読み聞かせ。
絵は青と黒のフロンターレカラーが多く見られる絵本で、子どもたちからも「だから選んだの？」と聞かれていました。
おはなし会が終わった後は、参加者全員とサインと記念撮影をして無事終了。参加者の子ども達にも喜んでもらえたようです。
實藤選手は、「試合以外の部分で、プロサッカー選手が持つ影響力を町の人にもっと使ってもらいたいし僕らも積極的に参加していきたい。
このイベントがきっかけで一人でも多くの子どもが本を手にしてくれると嬉しいです。」と話してくれました。
この事業は、他にも「選手がお奨めする本を紹介するリーフレット」を7万部製作して、市内の図書館や中学校に配布しています。
まだ見たことがない方は、この機会に川崎市の図書館に足を運んでみてください。
またリーフレットは、川崎市立図書館のHPでも見ることができます。
こちらから→ http://www.library.city.kawasaki.jp/menu_frontale.html
