2019年8月12日～10月13日にかけて、モンテディオ山形ジュニアユース村山、U-13所属選手（19名）を対象にＪリーグ版よのなか科を実施致しました。
プログラムの進行役は、ジュニアユース村山監督の秋葉勝さん。
5回のプログラムでは、クラブの経営、Ｊリーグの理念、サッカーをとりまく職業、それぞれの職業に必要な「意志」「役割」「能力」、選手自身の５年後のキャリアイメージプランについて考えました。
第１回「Ｊクラブをとりまく“お金”から仕組みを考える」
クラブの収入、支出からお金の仕組みを学びました。トップチームを運営する株式会社モンテディオ山形 相田健太郎社長から経営に関する考え、さらには、地域の皆さんにとってモンテディオ山形がより身近な存在となるようにどのようにしていきたいかその想いを熱く語っていただきました。
第２回「Ｊリーグがめざすものを考える」
授業の内容に関連させながらモンテディオ山形の活動を説明しました。選手たちにとってモンテディオ山形を知る上でとても有意義な時間となりました。保護者も交えたディベートでは議論が白熱し、様々な意見の飛び交う良い討論の場が生まれました。
第３回、第４回は“職業”に関する内容でしたが、ここでもゲストティーチャーの素晴らしいレクチャーがありました。モンテディオ山形からのゲストとして、事業部の奥山勇太さんを招き、実際にグッズの販売等、その業務内容をリアルに説明、どのようなグッズがあっていくらで売られているかなども話していただきました。また、社外ゲストとして、山形県河北町でスポーツ用品を取り扱うナカジマスポーツの渡辺諭さんをお招きしました。渡辺さんは、スポーツ店としての仕事ぶりを熱く語るだけではなく、仕事に対する姿勢、仲間を思いやる気持ちなど、どういった意識で仕事をしているかを話していただきました。
そして最終回。第5回「自分のキャリアイメージプランを考える」
トップチーム選手の山田拓巳選手、ユースに所属しながら、トップチームでも活躍中の半田陸選手の２人にビデオメッセージを頂きました。山田選手は高校卒業からモンテディオ山形一筋で12年プレーしている選手、半田選手は年代別日本代表でキャプテンも務めるアカデミー出身選手です。プロサッカー選手として日々考えていること、取り組んでいることはもちろんのこと、中学時代の話などこれまで経験してきたこと、どんな意識で取り組んできたか、“先輩”選手として、心に響く素晴らしい話をしてくれました。
選手たちは、このよのなか科を通じて、Ｊリーグの産業構造を学び、サッカーに関わるさまざまな職業の存在を知り、自らの将来を考える意識が高まりました。と同時に、競技者としての人間性・社会性の形成、コミュニケーション能力の必要性を理解し、モンテディオ山形でトップチームに上がりたい、プロサッカー選手になりたいという想いを強く持ったようでした。
彼らがモンテディオ山形のトップチームで輝けるよう、その成長をサポートしていきたいと思います。
写真提供／モンテディオ山形
なお今回は、２０１９年度Ｊリーグ版よのなか科ファシリテーター養成講座の一環として開催されました。
