オーバーエイジ枠で選出された攻守に優れた広島のディフェンダー。徳島商業時代は「全国高等学校サッカー選手権」に2度出場。国士舘大学進学後は主に中盤でプレーしていたが、4年時にコーチに就任した元日本代表の名ディフェンダー、柱谷 哲二（現鳥取監督）にディフェンダーとしての資質を見出されセンターバックへコンバート。これが大きな転機となった。

卒業後は柱谷氏のＪ２水戸監督就任に伴い、塩谷も同チームへ加入。すると1年目からリーグ戦35試合に出場し3得点を決めるなど、才能が一気に開花。翌シーズン途中には広島へ移籍。移籍2年目の2013年には3バックの一角としてチームのリーグ優勝に大きく貢献。2014年には日本代表にも選出され、2014、2015年には2年連続Ｊリーグベストイレブンにも選出。目覚ましいスピードで成長を遂げているＪリーグを代表するディフェンダーのひとり。

今シーズンもここまで、ディフェンダーながらファーストステージ17試合で3得点を挙げるなど、Ｊリーグ屈指の対人守備力の強さに加え、攻撃力の高さにも磨きをかけている。