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【J1:第30節 G大阪 vs 浦和 プレビュー】首位・G大阪が3位・浦和と激突!!(05.11.12)

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11月12日(土)J1 第30節 G大阪 vs 浦和(16:00KICK OFF/万博)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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 上位も、下位も僅差で競り合う状況のJ1リーグ。今節を含めて残り5試合となった状況で首位を走るG大阪は3位に順位をあげてきた浦和と対戦する。両者の勝点差は現時点で4。その数字を見れば、今節が両者にとって今後を左右する、いかに重要な試合であるかはお分かりいただけるはず。G大阪は首位の座を守るため、浦和にとってはそのG大阪との勝点差を一気に縮めるために、『勝点3』を明確に視野にとらえた戦いを展開してくることだろう。

 G大阪は、ナビスコカップ決勝戦で120分+PK戦の死闘を繰り広げた結果、敗戦。更に、水曜日に行なわれた天皇杯4回戦でもJ2の横浜FCを相手に、再び120分+PK戦という苦戦を強いられることに。何とか勝利したものの、2試合続けての激戦、更に守備の要であるDF山口が左第8肋軟骨を骨折と、大きなダメージを負う結果となった。幸い、ケガの回復に努めるために天皇杯を欠場したDF宮本、MF遠藤は復調に向かっており、浦和戦出場は可能なようだが、選手の疲労は色濃く感じられるだけに、そのダメージが浦和戦に及ぶか否かが懸念材料の1つ。

 とはいえ、中2日という悪状況、身体に残る疲労感が拭い去られることはない。だからこそ、いかに強いメンタリティをしっかりと持ち、勝利への強い姿勢を示せるか。それによってナビスコ決勝で示したG大阪らしい攻撃力が示されれば、リーグ戦ではここ2試合遠ざかっている『白星』も引き寄せることができるはず。

過去、浦和との対戦成績は11勝4分14敗と、やや負け越している印象を受けるG大阪だが、浦和に敗れることが多かったのは99年までのこと。一度はJ2に降格した浦和が、再びJ1に昇格した2001年以降は、今季の1度目の対戦(△1-1)を含めて4勝4分1敗と圧勝。つまりは、1度しか負けていないという驚異的な相性の良さを示している。しかもその敗戦も駒場スタジアムでのものであり、今節が行なわれるのは、ホーム・万博記念競技場となれば尚さら不安はないはずだ。サポーターの声援を味方に、チームが置かれている厳しい状況下での、難しい戦いをものにすることで、『タイトル』への弾みにしたい。

 だが、先にも書いた通り、ここにきてリーグ3連勝で上位に肉迫する戦いを続けている浦和が、そう簡単に勝たせてくれるとは思わない。元G大阪の守護神、GK都築は警告累積のため出場停止となるが、そこは天皇杯4回戦でも先発し、チームを勝利に導いたGK山岸が身体を張ることだろう。またそのGK山岸と共に鉄壁を築くのがDF闘莉王、DF坪井、DF内館か。左右サイドからはMF永井やMFアレックスが速さあるドリブルで突っかけて起点となり、ボランチではMF山田らがしっかりと攻守の舵をとるはず。そして前線には10月のリーグ戦4試合に出場し5得点を挙げている好調のFWマリッチがいる。彼の加入により、FWエメルソンがいた当時の速さを追究した攻撃力だけではなく、新たな攻撃展開が見られるようになったことも今の浦和を勢いづけている要因の1つ。G大阪にとっては要注意人物になるはずだ。

 過去の対戦でもそうであったように、共に『攻撃力』を持ち味としてきた両者のこと。今節でも「打ち合い」の展開も予測できる一方で、リーグ終盤を迎え、かつ順位的なことを踏まえても「ナビスコ決勝のようなプレッシャーのかかる、ギリギリの極限状態に立たされた中での試合になる(西野監督)」だけに、ナビスコ決勝のように、両者がある程度自分たちを押し殺し、相手の出方を伺うようなゲームの進め方になるのは否めない。ただ、いずれにしても言えるのは、両者が求めるものが、負けでも、引き分けでもなく、勝利、勝点3だということ。そのためには『得点』が必要だということ。そのことを強く意識しながら「チームの色」をしっかりと示せたチームに、勝利の女神はきっと、微笑む。

以上

2005.11.11 Reported by 高村美砂
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