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【J1:第2節 磐田 vs G大阪】レポート:攻守ともアグレッシブにチャレンジを続けた磐田。中山がダメ押し点を決め、今季初勝利に花を添えた。(08.03.15)

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3月15日(土) 2008 J1リーグ戦 第2節
磐田 3 - 0 G大阪 (15:04/エコパ/25,560人)
得点者:8' 萬代宏樹(磐田)、29' 西紀寛(磐田)、89' 中山雅史(磐田)

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 太田からのパスが少しズレて、それを止めたところでバランスを崩した中山。一瞬、サポーターも凍りついたが、中山が倒れながら放ったシュートは、ころころとゴールマウスに転がり、ダメ押しの3点目。中山自身の15年連続ゴールがタイムアップ直前に決まった瞬間、磐田サポーターの歓喜は最高潮に達した。
 40歳になって初のゴンゴールが決まったことは、サポーターへの何よりのプレゼントだが、チームにとってもこの1勝は本当に大きな価値のある勝利だった。

 ジウシーニョが出場停止で、木曜の練習では村井が左太ももを痛めた磐田は、西をトップに上げて、ボランチの上田を左サイドへという配置変えを行ない、トップ下には成岡、左ボランチには山本が今季初先発。対するG大阪は、ボックス型の4-4-2から少し前線の形を変え、ルーカスの位置をやや下げてバレーの1トップ気味の布陣を敷いた。
 こうしたマイナーチェンジが良い方向に出た磐田と、悪い方向に出たG大阪で、前半は明暗がはっきりと分かれた。磐田は、好調な西がスペースに鋭く動き出してボールを受け、起点を作ることで攻撃にリズムを生み出す。左に入って前を向ける場面が多くなった上田も、開幕戦よりも効果的な縦パスを量産し、成岡と山本もきっちりと自分の仕事をこなした。何よりチーム全体として、柏戦のように受け身になって動きが止まってしまうことがなく、攻守ともアグレッシブにチャレンジを続けたことが、良いパフォーマンスにつながっていた。
 それに対してG大阪のほうは、狙いとしていたバレーとルーカスの良い絡みが見られない。バレーがサイドに流れたりして動きすぎることで、逆にルーカスとの距離が広がり、孤立してしまう場面も目立った。右の2列目として先発した山崎も、なかなか周囲とうまく絡めず、新布陣は完全に裏目に出てしまった。

 そんな中で、8分に上田の右FKを萬代が頭で決めて磐田が先制。難しい体勢からバックヘッドでうまく決めた萬代のJ1初ゴールは、チームにとっても今季初ゴールとなり、良い入り方を見せたチームにさらに自信を与えた。
 さらに27分には、ロングボールで西が裏に飛び出してPKを獲得。これを西が自ら決めて(29分)、磐田が2点をリード。前半は、G大阪のエンジンがかかりきらないまま2-0で終わった。

 しかし、後半に入ると一気に流れが変わる。G大阪は、山崎に代えて播戸を入れ、バレーとの2トップに変更。中盤もダイヤ型に変えて、ルーカスをトップ下に据えた。この形は攻撃面でよく機能し、キックオフ直後から速いパス回しでバレーにつないで決定機を作った。これで流れをつかみ、華麗なパスワークから2分に播戸が、3分に遠藤が決定的なシュートを放つが、どちらも磐田の守護神・川口がビッグセーブ。5分にはバレーが裏に抜け出して川口もかわすが、カバーに入った茶野がシュートをブロック。G大阪は続けざまにビッグチャンスを作ったが、どうしてもゴールが決まらない。
 逆に磐田としては、この苦しい時間帯を高い集中力でしのいだことが、勝ち点3につながった。その後は、磐田の守備陣もバランスを取り戻し、G大阪に押し込まれながらもしっかりと対応するとともに、ときおり鋭いカウンターでG大阪のゴールを脅かす。そして、冒頭のように中山が最後にダメ押し点を決めて、今季初勝利に花を添えた。

 一方、G大阪のほうは、32分のバレーの決定的なシュートも上に外してしまい、開幕から2試合ノーゴール。少なくとも後半は十分にチャンスが作れただけに、西野監督も「きっかけ(のゴール)が取れれれば」と言うしかなかった。
 磐田の側から見ても、3-0というスコアほどの完勝ではなかったが、今取り組んでいる方向性が間違っていないという自信を得られたことが、チームにとって何よりの収穫だった。

以上
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