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【J1:第2節 神戸 vs 川崎F】レポート:組織だった守備で川崎Fの攻撃力を封じ、自らの攻撃力を爆発させた神戸が、ホーム開幕戦初の4得点を挙げて快勝!(08.03.15)

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3月15日(土) 2008 J1リーグ戦 第2節
神戸 4 - 1 川崎F (15:00/ホムスタ/16,066人)
得点者:9' レアンドロ(神戸)、44' 大久保嘉人(神戸)、54' レアンドロ(神戸)、70' レアンドロ(神戸)、89' 大橋正博(川崎F)

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 神戸は約1ヶ月にわたり戦列を離れていたFW大久保が先発出場。対する川崎FもFW我那覇が今季初先発。前節ではともに引き分だっただけに両者ともに『今季初白星』を目指しての戦い。その思いが真っ向からぶつかり合った立ち上がりとなる。

 神戸のファーストシュートはそのFW大久保。自身に対するファウルにより得たFKのチャンス。MF古賀の放ったボールが絶妙の軌道でゴール前のFW大久保のもとへ。それを頭で合わせるが悔しくもオフサイドの判定。川崎Fのファーストシュートはカウンターから抜け出したFWフッキが左ゴール前、角度のないところからシュートを放つが、これはサイドネットに阻まれゴールならず。ともに『ゴール』への意識が強く感じられるスタートとなった。

 以降もめまぐるしく攻守が入れ替わる見応えのある展開。互いに、相手チームの勢いのある攻撃に身体を張り、そこからのカウンターで相手ゴールに鋭く切れ込むシーンがみられる。その拮抗した戦いを打ち破るべく先にゴールを奪ったのは神戸。9分、MFボッティのスルーパスにあわせて抜け出したFWレアンドロがやや距離があったものの、右ゴール前から巧くゴール左隅に流し込み1-0にすると、そのまま前半を終わるかと思われたロスタイム。右サイドDF石櫃のグラウンダーのパスをニアでMF古賀がつぶれ、中央にこぼれたボールをFW大久保が身体ごとねじ込むような形で右足にボールを当てて泥臭いゴールを決め、2-0で前半を折り返す。

 両監督から出されたハーフタイムコメントは、「特に最初の15分は我慢強く」と神戸・松田監督が言えば、「立ち上がりの15分の入り方を意識して」と川崎F・関塚監督。偶然にも立ち上がりの入り方に意識した言葉が聞かれる中、またしても神戸にゴールが生まれる。
 54分、右サイドからFW大久保が素晴らしい精度のクロスボールを前線へ。そのボールはゴール前、やや左で待っていたMFレアンドロのもとへ吸い込まれるようにおさまり、1トラップから豪快に右足を振り抜く。試合を決定づけるとも言うべき、この日3つ目のゴール。それを目の前で見たゴール裏の神戸サポーターは割れんばかりの歓声を上げる。更に、神戸の勢いは止まらない。70分にはカウンターから前線へボールを運ぶと再びFW大久保から相手DFの股間を抜いた絶妙のスルーパスが通り、それを受けたFWレアンドロが来日初の『ハットトリック』を達成するゴールを決め、4−0とする。

 対する川崎FはFWフッキ、FW我那覇、MF森といった攻撃を作る3人を次々と交代させなんとか攻撃の糸口を掴もうとするものの、中途半端なパスが目立ち、前線へのパスはことごとく神戸の守備陣がシャットアウト。前半、神戸の倍近いシュートを放ちながら決定力不足に泣いたツケが後半にまわってきたのだろう。点差からしても精神的に優位に立った神戸の守備網を打ち破ることは出来ず。「最後までよく走って、1点を返してくれた選手の気持ち、プレーを次に繋げたい」と関塚監督が振り返ったように、大差の展開の中でもボールを繋ぎ、なんとかゴールをこじ開けようと戦い続けたが、ロスタイムに途中出場のMF大橋が一点を返すに留まり、1-4で試合終了となった。

 それにしても、完全復活を感じさせるFW大久保の動きだった。 終盤は「身体も重くなってあまり前に進まないなと思ってやっていた」と本人も認めた通り運動量は落ちたが、前半の動きはさすが、の一言。
また、身体が動かないなりにもコースを狙ってパスを出し、味方を活かせることができるのも彼の技術力があってこそ、だろう。結果、1ゴール2アシスト。この活躍が認められ、日本代表にも追加招集をされたが、この日の動きを見る限り、当然とも言うべき選出とも言える。
そのエースの復活、来日初のレアンドロのハットトリック、そして何より、J屈指の攻撃力を誇る川崎Fの攻撃をほぼ完璧におさえた守備陣の奮闘は神戸にとって、今後に繋がる大きな収穫。久しぶりにホームズスタジアムに集まった16,066人のファンも躍動する神戸を楽しんだ90分になったに違いない。

以上

2008.03.15 Reported by 高村美砂
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