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【J1:第1節 横浜FM vs 広島】レポート:横浜FMは渡邉千真のプロデビュー戦ゴールを勝利で飾れず。広島は4ゴールを奪い、好発進!(09.03.07)

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3月7日(土) 2009 J1リーグ戦 第1節
横浜FM 2 - 4 広島 (13:05/日産ス/23,601人)
得点者:3' 渡邉千真(横浜FM)、19' 槙野智章(広島)、24' 佐藤寿人(広島)、38' 柏木陽介(広島)、52' ストヤノフ(広島)、69' 栗原勇蔵(横浜FM)
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2−4の敗戦――。自慢の守備陣が崩れ、逆転負けを喫した横浜F・マリノスにとっては、ショッキングな開幕戦となった。逆にサンフレッチェ広島は、J1復帰初戦を飾り、最高のスタートを切ったと言えるだろう。

 横浜FMの今季ファーストゴールは開始3分。右サイド・清水範久のクロスを狩野健太が頭で折り返す。そのボールを渡邉千真がワントラップし、落ち着いてゴール左隅へ流し込んだ。期待の新人の得点にスタンドは大いに沸いた。しかし、その喜びも長くは続かなかった。16分に攻撃参加したストヤノフの左クロスを、同じくDFの槙野智章がファーに走り込み、豪快なヘッドで同点に。その後は広島ペースが続き、横浜FMは受け身に回ってしまう。その要因を田中裕介はこう振り返る。
「ストヤノフにいいボールを蹴られていた。彼へのチェックがあやふやな部分があり、ゲームを支配されてしまった」
 ストヤノフは相手DFの裏を突くロングボールを多用。それにより横浜FMのDFはラインを下げ、中盤にスペースを作られる。すると広島の得意とするパス回しが機能。広島の2点目も流れるようなパスワークから生まれる。24分に服部公太が左からパスを送り、中央の青山敏弘がスルー。その先には佐藤寿人がおり、左足できっちり決めた。38分には新加入のミキッチが右サイドを切り裂き、最後は柏木陽介が3点目をゲット。広島が2点をリードして前半を終了した。

 横浜FMは、後半頭から動く。小椋祥平、長谷川アーリアジャスールの両ボランチを下げ、山瀬功治、坂田大輔を投入。ボランチには前半はシャドーの位置をと務めた兵藤慎剛と狩野健太が入る。これで序盤は横浜FMが攻め立てたが、52分にストヤノフに直接FKを沈められ、致命的な4点目を献上。何とか活路を見出したい横浜FMは、DFの松田直樹をボランチに上げ、4バックに変更。すると、69分にCKから栗原勇蔵が頭で合わせ、1点を返した。
 だが、広島は慌てない。横浜FMの攻撃の圧力に押され気味ではあったが、集中した守備はブレなかった。時間の経過とともに、横浜FMはパワープレーを試みたが、それもきっちりと跳ね返す。さらに、佐藤寿人が鋭いカウンターを仕掛け、最後まで横浜FMのDF陣を脅かせながら、試合終了を迎えた。

「自分たちがやりたいサッカーを、そのまま広島にやられてしまった」と松田直樹が悔やんだように、横浜FM本来の戦いを広島にやられた感があった。それは、簡単に言えば、豊富な運動量をベースに前から厳しいプレスを掛け、連動した攻撃を仕掛けるサッカー。坂田も「試合内容の前に、運動量で負けていた」と唇を噛んだ。この敗戦を良薬とし、次節の清水エスパルス戦(3月14日@アウスタ)では、本来の姿を取り戻すことが勝利への鍵となる。
 広島は、J1でも自分たちの攻撃サッカーが通じると自信が持てたはず。また、この日、右サイドでスピード溢れるドリブル突破を見せた新戦力のミキッチは、今後も対戦チームの脅威になりそうだ。

以上

2009.03.07 Reported by 小林智明(インサイド)
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