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【J1:第1節 名古屋 vs 大分】レポート:堅守の大分に対し、チャンスを決めることが出来る“個の力”に勝った名古屋が初戦を逆転で勝利!(09.03.08)

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3月7日(土) 2009 J1リーグ戦 第1節
名古屋 3 - 2 大分 (14:03/豊田ス/25,395人)
得点者:10' 金崎夢生(大分)、54' ダヴィ(名古屋)、75' 玉田圭司(名古屋)、82' ダヴィ(名古屋)、84' ウェズレイ(大分)
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昨年、ストイコビッチ監督の指揮の下で、これまでの勝負弱さを払拭、見事な生まれ変わりを見せて、攻撃的スタイルを武器に快進撃を見せ、リーグ戦3位と飛躍的な結果を残した名古屋。対する大分は、並み居る強豪相手にもひるむことなく堅牢な守備を見せ、見事ヤマザキナビスコカップ初制覇を遂げ、リーグでも4位とやはり躍進を遂げた。

互いに前年の結果を大きな自信として胸に秘めながら新シーズンの開幕戦に臨んだ試合は、昨年同様に、4-4-2の布陣でサイドからの早い攻撃を見せる名古屋を、大分が自陣でしっかりと待ち受け、隙を突いて金崎夢生・鈴木慎吾のスピード、そしてウェズレイの高い決定力を活かすカウンター攻撃を見せる展開で進んでゆく。

前半10分、大分・高橋大輔の右からのクロスを狙った金崎のシュートがミスキックとなるが、こぼれ球を再度、金崎が右足でゴール左に沈めて大分が先制すると、この勢いに任せ、大分らしからぬ積極的な攻撃が続いてゆく。17分には、やはり右からドリブルで持ち込んだ金崎がループシュートを放ってくるが、これは復活を果たした名古屋GK楢崎正剛の右手がボールを枠の外へと弾き出してゆく。

名古屋は、札幌から獲得した“リアルストライカー”ダヴィへとボールを集め、玉田圭司との早いコンビネーションからの攻撃を仕掛けてゆくが、堅守を誇る大分の厳しい守備になかなか前を向いてのシュートを打たせて貰えず、横浜FMから移籍した田中隼磨も5バック気味の大分の守備に前を塞がれてしまい、思い切りの良い攻め上がりをホームサポーターに披露できず、苦しい展開が続いてゆく。

35分、左に出たボールを名古屋・小川佳純が拾って一気に持ち上がってゆくと、ゴール前へと走り込む玉田に流し込んでゆく。これを玉田がワンタッチで枠内へと狙ったボールは惜しくも右に流れ出てしまう。

38分、玉田が左へと大きく展開したボールを拾った小川が早い仕掛けで持ち上がると、ゴール前へと流し込んだところへ逆サイドから走り込んだダヴィのシュートはポスト右へと外れ、この絶好のチャンスを決めることが出来なかった。そして前半は大分の鋭いカウンターに怯えた名古屋が“らしい”攻撃を見せることが出来ないまま、0-1のビハインドで試合を折り返すことになる。

ハーフタイムに名古屋・ストイコビッチ監督から「ウォームアップは終わった。後半、しっかりとプレーすれば、逆転出来ると信じてプレーしろ」とハッパを掛けられた名古屋の選手達は、後半から生まれ変わったかのように前線から躍動的なプレーを見せ始め、怒濤の攻め上がりを見せて大分に襲い掛かり始める。

54分、阿部翔平に代わって左サイドバックで先発した竹内彬からのスローインのボールに抜け出したダヴィが左からシュートを狙ってゆく。一旦は大分DFに弾かれるものの、こぼれてきたところを見逃さず、右足で思い切り良く叩き込んだボールが大分GK・西川周作の脇を抜けてネットを揺らして同点に追い付くと、さらに名古屋の攻撃が加速し始める。

「後半、間延びしてしまい、中盤で拾われて、カウンターの形でやられてしまいました。コンパクトにして守れなかったことが、失点してしまった原因だと思います」と試合後に反省のコメントを語った大分・鈴木の言葉通り、下がる大分のDFラインの前に出来たスペースを名古屋が支配、セカンドボールをテンポ良く繋いで大分を押し込んでゆく。

75分、そのテンポの良さが玉田のゴールを生む。マギヌンからの縦パスに抜け出した中村直志がワンタッチでゴール前へと流し込み、これに走り込んだ玉田が柔らかいタッチの左足で大分のゴールネットを揺らす追加点とし、ついに名古屋が逆転、82分にはダヴィが玉田からのパスに抜け出し、この日2得点目となるゴールを決めて、大分を3-1と突き放してゆく。

2点リードして油断が出たのか、大分・ウェズレイにセットプレーからヘディングシュートを決められ、失点を許して1点差とされてしまうものの、最後はホームサポーターの後押しを力に変えて、「Never give up for the win」の言葉を体現した名古屋が粘り強いプレーで大分相手に逃げ切り、開幕初戦を見事な逆転勝利で飾った。

「楽しめたという気持ちもあります。後半は意識を高く持って臨みましたので、それが良かったのだと思います」(名古屋・ダヴィ選手)、「今日は良い結果が出せたので、これを続け、もっと自分の色を出したいです」(名古屋・玉田圭司選手)と、ゴールを決めた2選手共に、自らの出来にしっかりと手応えを感じ、自信に溢れるコメントを試合後に語った。

決めるべき人がキッチリとチャンスをものにする、と言う意味で、高い組織力を見せて堅守を誇る大分から3点を奪って名古屋が勝利を挙げたのは“個の力”の差が出た結果と言えるかもしれない。

以上
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