3月7日(土) 2009 J1リーグ戦 第1節
F東京 1 - 4 新潟 (13:04/味スタ/27,568人)
得点者:44' ジウトン(新潟)、51' 近藤祐介(F東京)、53' ペドロジュニオール(新潟)、68' 大島秀夫(新潟)、72' ペドロジュニオール(新潟)
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F東京は味の素スタジアムで開幕戦を戦い、1−4で敗れた。序盤から拮抗した展開も、15分過ぎから徐々にF東京がペースを掴もうとしていた。だが、前半終了間際にCKからジウトンに先制点を決められてしまう。
後半、近藤祐介が51分に同点ゴールを挙げたが、直後の53分にペドロ・ジュニオールにCKを押し込まれて再びリードを許した。その後は、攻めに出たF東京だったが、ミスから68分、72分と立て続けに追加点を与えてしまう。F東京は09シーズンの初戦を飾ることができなかった。
新潟は、得点を重ねると、中央をしっかりと締めて逃げ切る必勝パターンでJ1では初となる開幕白星スタートを切った。この日の勝利に新戦力の活躍は欠かせなかった。ペドロ・ジュニオールとジウトンが左サイドを切り裂き、3トップの中央に入った大島は身体を張って攻撃の起点となった。そして、彼らの力を引き出したのは、新たに採用した4−3−3システムだった。
「前線に能力の高い選手がいるので、そこで相手のサイドバックと1対1になれば仕掛けることができる。そこが4−3−3の強みでもある。今日は1対1を仕掛けて突破できていたが、上手くいかなかったときにサイドを変えることをやっていけばもっとよくなると思う」(本間勲/新潟)
本間の話すとおり前線の選手が備える個の打開力はこれまでの新潟になかった武器だ。それを生かした器であるシステムも機能した。だが、一方で本来のサイドバックが高い位置を取る新潟特有のパスワークはいつもの切れ味を欠いていた。新たな力とこれまで築き上げてきた力を融合することが今後の課題となる。
「前半は、ほぼプランどおりだった。崩された場面もほとんどなかったが、終わり方としてセットプレー一発で失点を食らってしまった。同点になった直後も、同じくCKから失点してしまった。CKで2失点してしまうと、なかなかJリーグで勝つことは難しい。点を取られるタイミングと、同じ轍を踏んだことは強く反省をしなければいけない」(城福浩監督/F東京)
同じ過ちは繰り返された。指揮官のゲームプランは順調に進んでいた。マッチアップを考えて左右のサイドバックを入れ替え、中盤にはバランス感覚に優れた金沢浄を先発に配した。立ち上がりこそセーフティに入ったが、時間の経過とともにゲームを支配して、そこからショートパスを繋いでゴールに迫った。敵陣内へと相手選手を押し込むことでサイドバックも徐々に高いポジションを取ることができかけていた。指揮官が描いたプランどおりだった前半だが、終了間際にCKから失点。後半同点に追いついたが、またもCKからゴールを奪われてゲームは崩れた。
前半終了間際と、得点直後。危険な時間帯とされる場面での2失点は、悪癖を起こすのに充分なダメージだった。その後は、守備のバランス崩して攻めに出たがミスから連続失点。焦りから単調な攻めとなって、チームとしていい形を作ることはできなかった。
「集中しなければいけない時間帯のセットプレーで一番やられてはいけないやられ方をしてしまった。後半は修正したけど、2点目も同じ形だった。スコアが1−1のとき、2点目を取りにいこうとしてバランスを崩したのが悔やまれる。そういう経験をしてきたのに、それを一つにできない悔しさ、もどかしさを感じる」(羽生直剛/F東京)
F東京が優勝争いという目標を掲げるためには、まず越えるべきハードルが存在する。チームとして劣勢に立たされたときほど、冷静な視点を持ってプレーすることが必要だ。そうしなければ、トレーニングで身につけたせっかくの技術や戦術もその効果を半減させてしまう。それを再確認する上でも、この日の敗戦は必要な薬だったのかもしれない。
「ここで切り替えなければ、早々に優勝争いという単語を下ろさなければいけなくなる。それだけここから3ヶ月の間にゲームが詰まっている」(城福監督)
指揮官が危惧するとおり、チーム作りのための時間は決して長くない。週末には浦和戦(3月14日@埼玉)が控えている。ハイペースな日程の中で限りある時間をどう使うか。昨シーズンも「勝った試合、負けた試合で多くのことを学んできた」と城福監督。タイトルに並々ならぬ意欲を燃やす城福トーキョーの09シーズンは、この日の敗戦からスタートする。
以上
2009.03.07 Reported by 馬場康平
J’s GOALニュース
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