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【J2:第3節 愛媛 vs 岐阜】レポート:今節もFW陣の爆発で愛媛が快勝。力を出し切れなかった岐阜を下し、2年ぶりの3連勝を達成!(09.03.22)

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3月21日(土) 2009 J2リーグ戦 第3節
愛媛 3 - 0 岐阜 (16:04/ニンスタ/3,048人)
得点者:43' 田中俊也(愛媛)、48' 田中俊也(愛媛)、89' ジョジマール(愛媛)
スカパー!再放送 Ch182 3/23(月)05:00〜(解説:大西貴、実況:堀本直克、リポーター:重橋秀香)
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試合終了後、愛媛のゴール裏では今季2度目のラインダンスが行われた。照れくさそうに足を上げる望月一仁監督の姿はメインスタンドからも確認できる。選手、スタッフたちとサポーターとがひとつになって闘い、つかんだ結果のご褒美。今節の岐阜戦で、愛媛は’07年以来となる3連勝を飾り、チームの勢いを加速させた。

今季は初の開幕連勝を飾った愛媛だったが、今節のスタメンはセンターラインが入れ替わった。FW大木勉の欠場は前節、富山戦の負傷によるものだが、代わりに田中俊也が入った他にもボランチ田森大己とDFアライールが愛媛初登場。「勝っているうちにいい選手が試合に出て、その選手が活躍すればチームはよくなっていくと思う」と試合後、望月監督は3人を起用した理由を語ってくれたが、その積極的な采配もチームに安定感をもたらした。開幕戦の水戸戦、前節の富山戦で愛媛は必ずしも試合の主導権を握れていなかった。ビルドアップで単純なパスミスを犯し自らリズムを失ったり、押し込まれると落ち着きを失い試合をコントロールできなくなっていた。

しかし、今節は田森と赤井秀一のボランチ、あるいはアライールが入った最終ラインが岐阜の攻撃陣を自由にさせなかった。前半17分、岐阜はカウンターから高木和正、朴俊慶とつなぎ右サイドを突破したが、中央ではアライールが大友慧にシュートを打たせない。アライールは後半も途中出場の染矢一樹、西川優大ら岐阜の攻撃陣を完全にシャットアウト。対人の強さとスピードを見せつけた。そして田森は守備だけでなく、攻撃の起点にもなった。33分には田森が奪ったボールを素早く右サイドに展開、田中のシュートに結びつけた。「ボランチの関係が悪く後手に回ってしまった」と岐阜の菅和範は試合を振り返ったが、逆に愛媛は中盤の攻防で主導権を握り、終始試合を優位に進めた。

そして攻撃ではFW田中が望月監督の起用に応える。43分、FKから内村圭宏が落としたところ、右足を振りぬき豪快な先制点を叩き出した。直前の10分で愛媛は、たたみかけるように岐阜のゴールへ押し寄せながら決め切れていなかったが、目の覚めるような一撃で嫌な流れも断ち切った。すると後半開始直後には、ゴール正面で赤井と大山俊輔のダイレクトパスから田中が岐阜のDFラインの背後へ抜ける。「角度はなかったが、キーパーのまたが空いていたので狙って決めた」と本人が語る冷静なシュートで追加点をあげた。最終的には前がかりになった岐阜の裏を突き、試合終了間際にジョジマールが3点目を決めたが、これをアシストした内村の活躍も見逃せない。3試合連続ゴールこそ逃したが、2アシストでチームの勝利に貢献。結果、FW陣は開幕から3試合で8得点中7得点(内村3、田中3、ジョジマール1)を叩き出し、3連勝の立役者となった。

こうして攻守によさが出た愛媛に対して、持ち味を出し切れなかった岐阜。朴と大友のツートップに高木が絡み、時折速攻からチャンスを作ったが愛媛のゴールは割れなかった。途中出場のDF野本泰崇、FW西川はシュートを放ち、流れを変えようとしたが実らず。野本は「最後は筑波大出身の4人(田中秀人、永芳卓磨、西川、永芳)が揃ったので、活躍できればチームももっとできるようになる」と語ってくれたが、大幅に戦力を入れ替えたチームだけに、今後は彼らのような新戦力の台頭こそがチームの総合力を高める鍵となるだろう。

一方、結果に内容も伴い始めた愛媛。「上手くいかないことも多い」と試合後に望月監督は気を引き締めつつ、「迫力を持ったしかけ」や「守備のオーガナイズ」が徹底されてきたことに手ごたえをつかんでいた。そして今節は、勝っていてもスタメンが安泰でないことを選手に示し、チームに緊張感を与えた。逆にジョジマールが「スタメンで出たみんなが仕事をしていたので、出る場面があったら応えたいと思っていた」と語ったように、チャンスを与えられた選手がピッチで応えるという好循環も生まれている。

観測史上、最も早い桜の開花を迎えた愛媛・松山。それに負けず、チームはJ加入4年目に最高の開幕スタートダッシュを見せている。


以上

2009.03.22 Reported by 近藤義博
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