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【J2:第7節 徳島 vs 札幌】プレビュー:昇格ラインを間に挟む両者が激突する大一番。徳島は札幌を上回る勝利への意欲を見せてその距離を引き離せるか!?(11.10.25)

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10月26日(水)J2 第7節 徳島 vs 札幌(19:00KICK OFF/鳴門大塚チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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前節・横浜FC戦を戦い終え、スタンドのサポーターたちと喜びを分かち合って引き上げてきた徳島の選手たち。どの顔にも手にした結果への満足を感じさせる安堵の表情が見て取れた。しかし同時にそこには隠し切れない疲労の色が…。無理もない、前節はハードな日程で行われる5連戦の3試合目だったのだから。さらにその横浜FC戦が前々節(6節・東京V戦)に続きビハインドを負う展開になったことも選手たちの疲労に輪をかけたと言って間違いないだろう。逆転勝利にまで持っていくために必要とした力はきっと我々が想像する以上のものだったはずだ。

ただ、だからと言ってゲームは待ってくれない。それは中2日というタイトなスケジュールでまたすぐやってくる。しかも迎える次の戦いは昇格争いを大きく左右する真の大一番。となれば、少々乱暴な言い方ではあるが、選手たちに疲れを感じている暇はないだろう。ピッチに立てば再び自らの持ち得る全てを絞り出し、求める勝利を手に入れるべく決死の覚悟で闘うのみである。
徳島はいよいよ今節、僅かな勝点差で3位の座を争うライバル・札幌との直接対決に挑む。

そこで激闘必至のこの一戦に予想を巡らすと、徳島が結果を出すために最も必要な部分は非常に明確と思われる。それは、札幌を上回る勝利への強い意欲を表しプレーすること。もちろんそうした姿勢はどの試合にも当てはまることだが、それでもやはり今節においてはそうしたメンタル面へ通ずる部分が突出して重要と思われてならない。
そして特にそれが要求されるのは前後半の立ち上がり。なぜなら徳島は天皇杯も含め最近の4試合で続けてホイッスル後の早い時間(天皇杯/前半2分、31節/後半7分、6節/前半4分、32節/前半10分)に失点しているからだ。その点については実際に美濃部直彦監督も前節終了後の会見で、「一概に集中できていなかったというようなことではない」と前置きしつつも「次の札幌戦ではスタートからしっかりやれるようにもう一度全員で確認したい」と語っていたが、もし同じ過ちを繰り返すようならチームはまたしてもスコアを追いかける立場になりかねない。そうなればただでさえ疲労が溜まっている選手たちに大きなパワー消耗が発生し、相当苦しい戦況へ立たされることとなろう。

それだけに徳島には、相手の出方を見てのリアクション的な出だしでなく、あらゆる局面に厳しさと激しさを自ら仕掛ける積極的な立ち上がりが求められる。そうすることでこのゲームに賭ける闘志を強烈に示し、札幌に受けの意識を生み出させたい。加えて、滾る気持ちを表現するピッチ上の声もこれまで以上に欠かせないところ。指示の声、鼓舞の声、キャプテン倉貫一毅を中心に選手全員がそれらを常に途切れさせることなく響かせなくてはならないだろう。そうすれば組織全体の高い集中もしっかりと保て、きっとその集中は勝利の扉を開く大きな力となるはずなのだから。
いずれにしても徳島にとっては、勝利への強い意欲を90分全てで見せ続けることがこのゲームにおける生命線。古巣との顔合わせがこのような決戦の舞台となった西嶋弘之は「残り7戦は今季取り組んできたことの集大成となるゲーム。まずはこの札幌戦を集中して全力で闘います」と並々ならぬ気構えを聞かせてくれたが、選手たちもそれを十分承知しているようだ。

だが、そのようにメンタル面を最大のポイントに見ているのは札幌も同じに違いない。こちらも当然連戦による蓄積された疲労があり、そのうえ現在3連敗中でもあることから、チームはもう一度自分たちのベースを信じ、そこに昇格への執念を乗せた強靱な精神力を持って挑むことを必要とするはずである。だからこそ、敗れた鳥取戦後に石崎信弘監督は「そんなに変わるほど選手はいないので、まずは精神的なところ、気持ちの切り替えのところをやっていかなければならないんじゃないかと思います」とコメント。このゲームに向かう上で何より大事なのがメンタルの準備であることを口にしていた。
あとは札幌も大黒柱である河合竜二を中心にそれをどこまで貫けるかであろう。長くホームを離れアウェイ3連戦目となるチームにはタフさが問われる。

前節で3位の座を奪い取った徳島が勝点差を広げ地位固めに入るのか、それとも札幌がそのポジションを奪い返すのか。果たしてこの大一番の勝負の行方は如何に!?今節屈指の好カードからは一瞬たりとも目が離せない。

以上

2011.10.25 Reported by 松下英樹
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