標高約450メートルの緑豊な高原にあるこの会場では、名古屋より西にある9つのクラブ(名古屋、京都、G大阪、C大阪、神戸、広島、福岡、大分、愛媛)と開催地となった松山市選抜を合わせた10チーム・約160名の子ども達が参加しました。
今回のフェスティバルでは参加10チームの子ども達を12の混成グループに再編成し、グループ単位で様々なプログラムに取り組みました。初日は「仲良くなるには一緒にボールを蹴ることが一番!」ということで、オリエンテーションに続いて8人制サッカーの試合が行われました。その狙い通り、初めは恥ずかしそうにしていた子ども達もひとつのボールを追いかけることで、普段とは違うチームメートともさっそく互いの名前を呼び合い、元気にサッカーを楽しんでいました。
夕方にはそのグループの仲間と一緒に、飯ごう炊飯とカレー作りに挑戦。慣れない包丁さばきや火を起こす作業に予想以上の時間がかかり、食べるまでにすっかり日も暮れてしまいました。それでも自分達で一生懸命作った料理に、子ども達は「思ったよりおいしい!」「隣のグループと食べ比べよう!」と大満足だったようです。途中からは愛媛FCトップチームの選手も駆けつけ、サッカーの話や1日の出来事を楽しく語り合いました。
2日目の夜明け前には突然の雷雨が襲いましたが、天候も回復したことで予定通りにスケジュールが進みました。初日に続いて8人制サッカーを行う一方で、体育館では紙飛行機作りも行われました。最後には飛行時間を競うタイムトライアルも行われましたが、エントリーできないコーチ陣も子ども達に負けまいと真剣に紙飛行機を作っていた姿は微笑ましい光景でした。
夕飯では、夕日が落ちる瀬戸内海を一望しながらバーベキューを楽しみ、そのあとのキャンプファイアーではみんなで歌って踊り、子ども達のテンションは最高潮に達しました。
最終日に行われた8人制サッカーは、これまでの混成グループ対抗からクラブ対抗となりました。西日本の各地から応援に訪れた保護者の声援を受けながら、子ども達は最後に日頃の練習の成果を試す真剣勝負を繰り広げていました。
この3日間で子ども達はサッカー以外にも盛りだくさんのプログラムを通じ、寝食をともにすることで仲間との絆を深めていきました。閉会式では互いに握手を交わして再会を誓っていたコーチ陣も今回のフェスティバルを通して交流を深めたように、子ども達はもちろん、参加者全員の距離を急速に縮めていった真夏の3日間となりました。
会場 | 松山市野外活動センター(レインボーハイランド)(愛媛県松山市菅沢町乙280番地) |
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期間 | 8月22日(水)~8月24日(金) |
主管 | 愛媛FC(Jリーグ・アカデミー育成センター) |
協力 | 株式会社モルテン 社団法人日本キャンプ協会 |
対象年代 | U-12 |
参加チーム |
(合計10チーム) |
スケジュール |
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