3月25日(火) から28日(金) まで、ジェフユナイテッド千葉（以下、千葉）の「サッカーおとどけ隊 スプリングキャンプ」が群馬県昭和村のサッカーキャンプ施設「千年の森・J-wings」で行われました。午前中はスキー、午後はサッカーというこのキャンプには、千葉が行った一般募集によって集まった新小学2年生から新6年生までの子供たちが参加。初めはお互いに譲り合っていた子ども達も、仲間同士で集団生活を送ることですぐに一致団結し、大自然を満喫しながら有意義な時間を過ごしました。
キャンプ3日目となった27日は午前9時に宿舎を出発し、午前10時にみなかみ町の宝台樹（ほうだいぎ）スキー場へ到着しました。スキーウェアを身にまとった子ども達は早速スキー靴を履いて、雪の上でウォーミングアップ。普段とは違う足の感触に戸惑いながらも、スキー板を装着し、コーチの指導のもとリフトへと乗り込んでいきました。中には、今キャンプがスキー初体験で思うように滑ることができずに、後ろへ下がっていってしまう子もいましたが、キャンプ期間中で瞬く間に上達。最終的には、白銀のゲレンデを颯爽と滑り降りていけるほどになりました。
午後3時からは、宿舎「千年の森・J-wings」の敷地内にある人工芝グラウンドで「クアトロサッカー（4人制サッカー）大会」です。リラックスした雰囲気の中で、サッカーの楽しさを存分に味わいながらも、各試合でのスコアが自分の得点となるだけに、勝負へのこだわりは忘れていません。この日の夜のパーティーでは、クアトロサッカー大会の個人別順位発表が行われ、子ども達に千葉トップチーム選手のサイン色紙がプレゼントされました。新6年生の御子神 光くん、杉田 渉くんの二人は「キャンプでは、スキーとサッカーが両方できたので楽しかったです」と話していました。
今キャンプは、スキーとサッカーの上達はもちろん、集団生活を送ることで子ども達の精神的な成長を促すことも大きな目的とされ、プログラムも子ども達の自主性を重んじるメニューになっていました。千葉普及部の押鐘正幸コーチは「自然の中に身を置くことで、子ども達は自分自身と向き合えたと思います。自然はウソをつきませんから」と笑顔を見せていました。池上正キャンプディレクターは「子ども達は1日ごとに仲良くなり、精神的にも自立していきました。キャンプという集団生活は、そういう力を持っているのだと思います」と、参加した子ども達の成長を実感。千葉のスプリングキャンプは、子ども達の笑顔があふれる、元気いっぱいのキャンプとなりました。3泊4日の貴重な体験は、子ども達の大きな糧となることでしょう。
