梅雨も明けたかと思わせる晴天続きとなった7月中旬の週末、日立柏サッカー場。薄い雲を伸ばした青い空の下、高校生世代であるＪクラブのユースチームの祭典、Ｊユースカップ2008がいよいよ開幕しました。
ユース世代の選手育成と彼らの活躍の舞台として開催される「Ｊユースカップ2008～Ｊリーグユース選手権大会」は本大会で第16回を数え、毎年熱戦が繰り広げられています。今年の出場クラブは全31クラブ※。全国を7つのグループに分けてホーム＆アウェー方式による2回戦総当たりリーグ戦の後、勝ち上がった14チームに日本クラブユースサッカー連盟代表の4チームを加えた、全18チームで、決勝トーナメントを戦い抜きます。めざすは、12月27日（土）開催、恒例の大阪長居スタジアムの決勝舞台。大会を通じて参加選手たちが大きく成長する姿が、毎年多くの感動を呼んでいます。
「柏レイソルU-18 vs 川崎フロンターレU-18」のキックオフで大会の幕が開けました。試合は4-0でホームの柏レイソルU-18が勝利し、開幕戦を白星で飾りました。
「僕たち柏レイソルには、トップチームにユース出身の選手が在籍しています。彼らはU-15から上がってきた選手たちなんですよ。そうやって育っていくのは、見ていてとてもうれしいです」
「毎年、Ｊユースカップの応援に駆けつけています。選手のみなさん、今年も、長居に連れていってください！」（柏サポーター）
「僕は選手の彼らと同じ世代で、高校生なんです。だからユースを応援しています！」
「次はホーム。応援に駆けつけに集まる人数も増えるし、今から楽しみです」（川崎Fサポーター）
選手たちのご家族、クラブの下部組織の選手たち、地元のサッカーファン、Ｊクラブサポーターたちと、多くの観客に見守られて開催される本大会は、全試合入場無料で開催されます。発足当時から、日本サッカー協会、日本クラブユース連盟、地域のサッカークラブ、部活動等との連携により、地域の育成普及に力を注いできたＪリーグとＪクラブ。過去多くの有望な選手を輩出し、年々その価値を高めている本大会「Ｊユースカップ2008～Ｊリーグユース選手権大会」。栄冠をめざす、Ｊユースクラブの選手たちの熱い戦いが、今年も始まりました。
※ＦＣ岐阜、ロアッソ熊本は不参加
