ザスパ草津と伊勢崎市教育研究所は、2007年度と2008年度の2年事業として「サッカーによる小学校向け体育授業プログラム」を共同開発しています。
県内でも初めての試みであり、全国33のＪリーグのクラブの中でも珍しい試みだと思います。
プログラムは、これまでパス、ドリブルなど個人技の練習がゲームでいかされなかったサッカーの授業を「試合の流れの中でサッカーを楽しむ」「児童1人1人が主人公になれる」ようにすることを目標に研究をスタート。ザスパ草津の育成コーチが協力して、昨年度、伊勢崎市の5つの小学校で計10回の試験授業を繰り返しながら1時間用、2時間用の2つのプランに練り上げたものです。
7月24日（木）には市内全24校の先生方を対象にした実技講習会が開かれ、約80人が参加し、授業プログラムの進め方を学びました。
講習会では、走りながらのパスや、ボール持って走りながらディフェンスをかわす方法を体験。常に身体を動かすようになっているプログラムは好評で、参加した先生の一人は「今は運動に熱中する子と運動をまったくしない子の二極化が進んでいる。運動不足が指摘される現代っ子の体力向上にもこの授業を役立てたい」と話していました。
プログラムは二学期から全24校で順次、実際の授業に導入される予定で、児童への指導にはザスパ草津のコーチ陣も協力していきます。
