試合実施・大会ルール

交代人数

今シーズンも昨シーズン同様、コロナ禍において選手への負担が大きく試合日程も過密であることから、選手の怪我を防止するために選手交代は5人まで可能となっています。
また、交代回数はハーフタイムを除き3回までです。

飲水タイム

飲水タイムも昨シーズンと同様、感染予防のため飲水ボトルの共有を不可としており、選手が給水しづらい環境であることから、飲水タイムが設けられます。
詳しいルールは以下の通りです。
・原則、各試合においてWBGT値(湿球黒球温度)※によらず前半1回、後半1回の飲水タイムを設ける
・両チーム合意の場合は飲水タイムを設けないことも可能とする(WBGT値が基準を超えない場合のみ)
・2021年7月末までの実施とし、8月以降についてはその時点の状況に鑑み再検討する
※WBGT値:気温、湿度、日射・輻射などの周辺熱環境を総合して計測する暑さ指数。JFA「熱中症対策ガイドライン」にて飲水タイムを行う際の基準が定められている。

JリーグYBCルヴァンカップについて

Jリーグ公式試合のエントリー下限人数(13名)を設けるため、昨シーズン同様、「U-21先発出場ルール(2021年12月31日において満年齢21歳以下の日本国籍選手を1名以上先発に含める)」を適用しないことを決定しました。

上記により、21歳以下の選手が先発できない場合にも、試合を開催することになります。

VAR再導入

コロナ禍において例年より短期間で試合を開催しなければならないことを受けて、1試合あたりに派遣できる審判員の人数を考慮し、2020シーズンの途中で導入を見送った
ビデオアシスタントレフェリー(VAR)を、2021シーズンに再導入することを決定しました。

VAR導入試合は以下の通り予定されています。
・明治安田生命J1リーグ:全380試合
・JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ:全13試合
ただし、VARを中止とする条件が4つあります。
こちらも確認しておきましょう!

①VAR担当審判が不在の場合
②リプレイオペレーターが不在の場合
③機材トラブルが起こった場合
④機材の準備ができない場合

上記①〜④のいずれかに当てはまる場合はVARが中止となります。

Jリーグ公式YouTubeでもVARについて詳しく解説しています。
ぜひチェックしてみてください!

昇格・降格について

昨シーズン、J1、J2、J3全てのカテゴリーにおいて「昇格あり」・「降格なし」の特例ルールが適用されたため、今シーズンも従来とは異なる昇格・降格ルールが適用されます。
昇格・降格ルールの詳細は、以下の通りとなっています。
【2021シーズン終了後の昇格・降格ルール】
●昇格・降格クラブ数(11月17日に決定・発表済)
・J2からJ1、J3からJ2への昇格:2クラブ
・J1からJ2、J2からJ3への降格:4クラブ

●昇格2クラブの決定方法
・J2からJ1への昇格はリーグ戦上位2クラブの自動昇格とする
・J3からJ2への昇格はリーグ戦上位2クラブの自動昇格とする
※対象クラブがJリーグクラブライセンスの交付判定を受けていない場合、3位以下の繰り上がり昇格はしない

公式試合の中止に関する対応

2021シーズンの公式試合の中止に関する対応が決定しました。

中止に関する対応の詳細は以下の通りです。
・中止となった試合の代替開催日やスタジアムが確保できない場合、当該試合は開催したものとみなし、中止原因により、以下の対応とする
・エントリー下限人数※を満たせなかった場合(新型コロナウイルス感染症の影響を含む)は、チームの責に帰すべき事由があるものとみなす

※エントリー下限人数:トップチーム登録、第2種トップ可および特別指定選手合計13名以上(ゴールキーパーを必ず1名含む)をエントリーしなければならない

・双方のチームの責めに帰すべき事由によらず、不可抗力による中止(荒天など)
…0-0の引き分け
・一方のチームの責に帰すべき事由による中止
…帰責性あるチームが0-3で敗戦
・双方のチームの責に帰すべき事由による中止
…双方のチームが0-3で敗戦
また、JリーグYBCルヴァンカップ決勝が中止になり、代替開催日が設定できない場合については以下のように対応することが決定しています。
・双方のチームの責めに帰すべき事由によらず、不可抗力による中止
…優勝:両チーム、賞金:両チーム1億円
・一方のチームの責めに帰すべき事由による中止
…優勝:帰責性ないチーム、準優勝:帰責性あるチーム、賞金:優勝1億5千万円、準優勝5千万円
・双方のチームの責めに帰すべき事由による中止
…準優勝:両チーム、賞金:両チーム5千万円

脳振盪による交代の試行について

Jリーグは、「脳振盪による交代(再出場なし)の追加における試行」について、選手の安全の確保を最大化させることを目的に、育成年代も含むJリーグの公式試合すべて及びプレシーズンマッチにおいて導入することを決定しました。

Jリーグが試行する「脳振盪による交代」についての詳細は以下の通りです。
<原則>
・1試合において、各チーム最大1人の「脳振盪による交代」を使うことができる
・「脳振盪による交代」は、その前に何人の交代が行われているにかかわらず、行うことができる
・氏名を届け出る交代要員の数が、交代の最大数と同じである競技会においては、既に交代で退いた競技者であっても「脳振盪による交代」に基づき、交代で競技者になることができる。

<交代の回数>
・「脳振盪による交代」は、「通常の」交代の回数の制限とは別に取り扱われる。
・チームが「脳振盪による交代」を「通常の」交代に合わせて行った場合、1回の「通常の」交代としてカウントされる
脳振盪による交代の試行について、村井満チェアマンは以下のようにコメントしています。
骨折や筋肉の怪我などと違い、本人が脳振盪に気付かずにプレーを続けてしまうことがあり得るという危険性があるということと、一定期間の間に再び脳振盪になると今後の人生そのものを左右するような大きな被害を招く可能性もあります。後遺症や、甚大な生命そのものに関わることになりかねないため、適切に対処する事案です。
また、アカデミーや育成世代、グラスルーツ、子ども達も、こうした脳振盪ということと近いところでプレーをしている可能性がありますので、トップリーグであるJリーグが、脳振盪に対する万全の啓発や予防を行うことは、サッカー界全体、サッカー以外でも極めて重要であるという視点について、理事会でも提示がありました。そういう意味では、スポーツ界にとってとても大事な視点であると思います。
また、原博実副理事長は以下のようにコメントしています。
私たちが現役選手の頃は、私自身も脳振盪を試合中に何度も経験し、極端なときは1年ぐらい半身にしびれが残ったこともありました。その影響で最近物忘れがひどいのかな、と思うくらいです。
やはり後遺症が出るということが色々なデータで非常にはっきりとわかっていますので、特にトップリーグやプロだけでなく、社会人でも、学生でも、脳振盪になってしまった選手本人も申し訳ないという気持ちが働いて「大丈夫だ」と言ってしまったり、指導者も、もう少しだからとそのまま試合に出させたりということがありました。
特に子どもにとって重要だと思います。子どもたちが頭をぶつけた時に、私たちが経験していた以上に、思っていた以上に、影響が大きいというデータが出ています。トップリーグだけでなく、日本サッカー界、スポーツ界全体で、脳振盪に対して無理は絶対しないんだというメッセージを出していくことが非常に重要なことだと思っています。
この動画では、「例えば試合の登録メンバーが11名+5名だった場合、5名の交代枠を使い切った後に脳震盪になった場合にはどうなるのか?」という視聴者さんからの質問に回答しています!

JリーグTVも要チェック✔️

JリーグTVでも、今年のルールについてJリーグの原博実副理事長が詳しく解説しています!
今年のJリーグTVは原則週1回、理事会開催日には理事会後に毎回生配信予定です。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
コロナ禍で難しい状況が続きますが、今シーズンもみんなでJリーグを盛り上げていきましょう!