アテネに向けてなでしこジャパンが成田空港を飛び立った8月1日。それから2週間以上が過ぎ、今、次のステージである決勝トーナメントに向けて調整を続けている「なでしこジャパン」。
出発前のロビーで山本絵美選手が「多分、足はもう大丈夫。オランダ(直前合宿の地)からはいけると思いますよ!…あ、それと実はね(笑)ある占いによると、どうやら私と澤さんは仕事のベストパートナーらしいんですよ。二人が組むといい仕事ができるって…。」と、いたずらっぽくこっそり教えてくれた。
日本を出発する前の直前合宿では、ともに内転筋を痛めていた山本選手と澤選手の二人は「私たち占いで、仕事のベストパートナーってあるし、組むといいプレーができるってことだね!」別メニューでいつも二人並んでランニングしながらこんな話をしたそうだ。そのすぐ横では、大きな声で上田監督から指示を受け、ピッチの中で戦術練習は着々と進められていた。焦る気持ちは当然・・・。そんな中二人は励ましあいながらランニングを続けた。
二人の仕事の愛称の良さはここぞというときに発揮されている。ワールドカップ出場をかけたプレーオフvsメキシコ第2戦、左サイドから山本絵美選手の上げたクロスが見事にゴール前の澤選手により決められた。そして、その出場を決めたワールドカップ本選でも同じようなパターンからゴールが生まれる。2点とも見事なもの、記憶に残っている人も多いだろう。「すごいクロスをあげる女の子がいる」・・・そのころ山本絵美選手はそう注目を浴び始めた。そしてゴールを決めた澤選手はもちろん言うまでもない。
「あ、きっとああいうのが、仕事の相性がいいってことなんだろうね」と笑うと、「そうなんですよ。ああいうのを仕事の相性の良さっていうのかなって(笑)だから、オリンピックでも絶対にあると思うんですよね〜。期待しててくださいよ!」と元気に手を振って成田を旅立った山本選手。
現在のところ山本選手のオリンピックは2戦目のナイジェリア戦の後半途中、終了間際のみの出場。控えの選手として、自分の肩幅よりずいぶん大きいビブスをつけ、ピッチをジーッと見つめてひたすらアップを続けてい山本選手。前回のワールドカップで、アメリカにご両親を招待したことに続き、今回もお父さんを招待した(お母さんは勤め先の社長からプレゼントされた)。ご両親はこれまでの2戦、スタンドから心配そうに娘を見つめていた。試合後には悔しい表情を浮かべ、「日本に帰ってテレビで応援してる。絶対やってくれると信じてます。私たちのぶんも応援お願いしますね!」と言い残しスタジアムを後にした。
いよいよ3日後に迫った決勝トーナメント。数時間後にはグループリーグの順位と相手が決定する。(1位通過ならオーストラリア、2位通過ならドイツ、3位通過ならアメリカ)その決勝トーナメントの大舞台で、まだ「仕事」をさせてもらえていない山本選手は澤選手との「仕事のベストパートナー」ぶりを見せつけてくれるに違いない!!
以上
2004.08.17 Reported by 日々野真理
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