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《ワールドユース2005》★注目選手インタビュー 本田圭佑(名古屋)〜1〜★(05.05.08)

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本田 圭佑 Keisuke HONDA
(名古屋グランパスエイト・MF・背番号24)
ガンバ大阪Jrユース−星稜高−名古屋グランパスエイト
1986年6月13日生 大阪府出身 181cm/74kg

高卒ルーキーとして名古屋で史上4人目の開幕スタメンに名を連ねた日から約2ヶ月が経った。『経験』としてではなく『戦力』として試合出場を重ね、既にプロA契約を締結。その力強く堂々たるプレーはスタジアムに足を運んで確認してみるだけの価値を感じさせる。
そして今年は、「FIFAワールドユース選手権」が待っている。U-20日本代表に定着し始めたのは、AFCユース選手権後の昨年12月埼玉合宿から。しかし、U-20日本代表がかねてより課題としてきたボランチというポジションで、チームを新境地へ導く存在として役割は大きい。

武器は正確かつパワフルな左足。「ゴールへの意図のある」(U-20日本代表・大熊監督)左足のキックで前線にボールを供給する。また、一見して明らかなのが高校時代に鍛え上げたその強靭なフィジカル。18歳の高卒ルーキーとしては群を抜くガタイの良さでJリーグでも当たり負けしない。U-20日本代表ではボランチを任されることが多いが、名古屋ではトップ下も務める。「自分に期待されているのは、ゴールに絡むような仕事」と積極的に攻撃に加わり、「サイドバックでも、どこでもやる」(本田)という頼もしいレフティーだ。

加えて高校選手権出場の頃から注目を集めるのは、その大胆かつ強気な発言の数々。高校選手権・準決勝 vs市立船橋高の前には「直接ゴールを狙える位置でファウルをくれたら、市船は終わりくらいの気持ちでいてほしい」と強烈にゴール宣言。また、U-20日本代表として参加したカタール国際大会でもペナルティアーク付近から、6枚の壁の頭上を超すFKを直接決めてみせ「決めて当然」と言ってのけた。

そんな彼の話をプロ初ゴール(4月28日第8節・東京V戦)の翌日に聞くことができた。
前後編2回に分けた前編はJリーグ、チームでの話。少し早口な関西弁に乗って歯切れの良い言葉が飛び出す。強気だけれどそれだけではない、彼の声をお届けしたい。(インタビュー:了戒美子)

初ゴールは「神様ありがとう」。
これからもしっかりと練習して、運も使いながら結果を残していきたい。
−Jリーグには、U-20日本代表のブラジル遠征中だったナビスコカップ予選第2節を除いて9試合に出場(4月29日現在)しています。今、どのような手応えを得ていますか?


本田圭佑選手(以下本田) うーん、自分の中でも最低ラインのプレーはしてるんじゃないかなと…。全然納得は出来ないですけど。
まあ勝利してるから言えることですけど、オフェンスとしてあんまりよくないときも攻守の切り替えが速くできたり、逆に昨日(第8節・東京V戦)みたいにディフェンスがちょっと納得がいかなくても点が取れたり。そういう意味では、最低ラインの仕事はできてるかなと思います。


−チームのために、何かしらはできているということですか?


本田 そうそう。手応えとして、何かしらは出来ているんじゃないかなと思いますけどね。



−昨日のプロ入り初ゴールを振り返ると、トップ下に入った本田選手が右サイドをえぐり、左ストッパー李康珍選手(東京V)の股を抜いてペナルティエリア内に侵入。パスコースを切るDF陣の意表を突く、新人らしからぬプレーでしたね。[Amazing GOAL!] 参照


本田 右サイドで中を見たら、マルケスが間に合ってなかったんですよ。切り返したらちょうど直志くん(中村)が後ろにいたから(パスを)出そうかなっていう感じだったけど、あまりにもゴールまでの絵が描かれてしまってて(イメージが出来てしまって)…。ちょっと出そうというフリをして、股抜きしました。DFは俺がパスすると思ったんじゃないですかね、あんな長くドリブルすると思わなかったんじゃないですか? で、もうゴールがやたら近く感じて…。


−ゴールがやたら近く感じて!


本田 近かったですね。『打てる範囲だな』って思って…特に左のシュートなら。


−当日の試合を取材していたカメラマンたちも、本田選手のパスだと読んで、中央のマルケス選手にピントを合わせていたそうですよ。


本田 自分でもマルケスに出そうと思いましたけど。まあいいです、全員の意表突きますよ。
初ゴールが決まるまでって、不思議にスーパーゴールばっかり頭の中に描かれるんです。キーパーを抜いてシュートとか、ループで決めるとか。『いい加減、点取りたいな』とか『でも、そんなのできないよなあ』とかって不安もありながら。でね、実際に決まってみたら、ほんま偶然じゃないかって、運じゃないかって…。


−あんな角度のないシュート、運では決められないと思いますが?


本田 だから、点決めたとき、(両手の人さし指で天を指したゴール後のパフォーマンスをやってみせて)こうやったんです。神様は努力した人を絶対に裏切らない。努力した人にだけ、その運を与えてくれる。俺はそれを信じてるから、こうやってやったんです。



−ゴール後のパフォーマンスは考えていたんですか?


本田 (無言でうなずき)もうちょっと、走りながらやるつもりだったんですけど。決めたらどうしようかなとか、そんなんばっか(頭の中にイメージが)描かれてきてて、でも1試合1試合終わっていくのにゴールを挙げられなくて焦ったりもして…。
どんなゴールなんかな、こぼれ球なのかな、とかいろいろ考えた。初ゴールで、ああいうすごいゴールを挙げられるっていうのは、ほんとね、幸せだなあって。運がいい。神様にありがとうです。


−プロ入りしてから、順調な滑り出しですね。


本田 通用してない部分もあるけど、それは基準をどこに持つかっていうことだと思うんですよね。ちょっと点を決めて満足するのか、もっと決めまくりたいから自分はまだ下手だと追い込むのか。シュートに関しても、マルケスとかシュートのうまい選手に比べたらホントに下手。そういう人を超えたいなと思う。


−目標は高いほうがいいということ?


本田 目標をどこに掲げるかで、ステップアップのスピードが全然違うと思うんですよね。俺自身は自分のことを、『しっかりした考えのもと、しっかりと練習してちょっと時間がかかる時もありながら、かつ、運も使いながら結果を残していくタイプ』だと思ってます。
ステップアップの仕方は人それぞれですけど、目標が一緒の位置にない人とだったら、結局は俺のほうが勝つと思います。

不敵な笑みを浮かべるでもなく、さらりと強気発言。さも、当然とでもいうように。身近に目標とすべき存在のいる名古屋というチームで、本田は確実に成長を遂げる。

チームについて聞いた前編はここまで。後編はU-20日本代表での半年間を振り返ってもらった。メンバー外だったAFCユース選手権、そして目前に迫った6月のFIFAワールドユース選手権について、彼の声に耳を傾けてみたい。


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