6月19日(日)25:00キックオフ(日本時間)/ドイツ・フランクフルト(TBS系列 24:50〜27:00)
日本代表 vs ギリシャ代表
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ちょうど1年前のユーロ2004(ポルトガル)で、優勝候補のフランス、チェコを撃破し、地元ポルトガルまで圧倒して欧州初制覇を果たしたギリシャ。レーハーゲル監督率いる彼らの堅守と高さを生かした攻撃を前に、欧州の強豪国が次々と沈んでいった。そんな手強い相手に、日本代表は明日19日、18時(日本時間20日1時)からフランクフルトで挑む。
16日の初戦・メキシコ戦(ハノーバー)を逆転負けした日本。グループBで2位以内に入り、決勝トーナメントへの望みをつなげるためにも、この第2戦は絶対に落とせない。しかし、ギリシャもライプチヒで行われた初戦でブラジルに0−3で完敗。もう後がない状況に追い込まれている。日本戦は決死の覚悟で臨んでくるだろう。
敗戦の翌日、ジーコジャパンはフランクフルトへ移動。サブ組を中心に郊外のグランドで軽く体を動かした。ジーコ監督は恒例のシュート練習を課し、選手たちの闘争心をかきたてた。確かに1週間前に2006年のFIFAワールドカップドイツ大会出場が決まったこともあり、メキシコ戦の彼らはどこかしら勝利にこだわり切れていない部分があった。こういうビッグトーナメントの場合、ちょっとした気持ちの緩みが取り返しのつかない事態に発展しかねない。ここで今一度、チームの意思統一を図らなければならない。
特に修正すべきなのは守備面だ。メキシコ戦では中盤のバランスが崩れ、ボールを回されてミドルシュートから1失点。さらにサイドを打開された挙句、最終ラインが数的優位だったにも関わらずヘディングの競り合いに勝てずに2点目を失った。中盤のバランスについては中村俊輔(レッジーナ)も「ヒデさん(中田英寿=フィオレンティーナ)が上がってくるから、その分、自分や満男(小笠原満男=鹿島)が下がってカバーしなければいけなくなる」とジレンマを口にした。小笠原も「ヒデさんがもう少し後ろで守ってくれないと厳しい」と話していた。
とはいえ、中田英はもともともボランチが本職ではなく、どちらかというと守備は苦手。中村も小笠原も同様だ。3−6−1の布陣を採り、いくら中盤を厚くしても、守備で主導権を取ることができなければ、相手のいいカモになってしまう。しかもギリシャはメキシコと違ってボール回しで勝負するのではなく、長いボールからのカウンターを得意とするチーム。中盤で不用意にボールを失ってしまったら、相手のゴールに直結しかねない。
それでもジーコ監督は先発メンバーを変えないだろう。腰や背中を痛めて満身創痍の中村が出場できるか微妙だが、基本的にはメキシコ戦と同じスタメンが明日もピッチに立つと見られる。だからこそ、中田、小笠原、中村、福西崇史(磐田)がどういうバランスで守備に入るのか、誰が前に出て誰がカバーするのかといった「約束事」をはっきりさせる必要がある。
高さ対策も万全にしなければいけない。ギリシャはキャプテンのザゴラキス(ボローニャ)が所属クラブのセリエA残留決定戦出場のため、チームを離れるというニュースが飛び込んできたが、ユーロ優勝メンバーで191cmのFWハリステアス(アヤックス)、185cmのDFセイタリディス(ディナモ・モスクワ)、186cmの攻撃的MFツァルタス(1FCケルン)ら長身選手たちは依然として健在だ。彼らを活かしたセットプレーは170cm台後半の身長しかない日本の最終ラインには正直、厳しい。しかし「いつも高い方が競り勝つとは決まっていない。声を出してコミュニケーションを取っていきたい」と福西も言うように、チーム全体の組織力、連係で対処するしかない。
日本としては守備に重点を置くゲーム展開を覚悟しなければならないだろう。が、ゴールを奪わないと勝ち点3は挙げられない。メキシコ戦で挙げた先制点のような攻撃が出れば非常にいい。今の日本代表は中盤からの素早いパス回しとサイドを使った攻撃が徐々にできるようになっている。柳沢敦(メッシーナ)の鋭いゴール前への飛び出しと決定力も磨きがかかってきた。4−4−2を基本布陣とするギリシャは大柄な選手が多いだけに、素早いパス回しや緩急をつけた動きには弱い。こうしたプレーを意識しつつ、相手ゴール前の壁を打開し、スペースを作っていくことが肝要だ。
日本にしても、ギリシャにしても、勝ち点を挙げなければグループ突破の可能性はついえる。この試合は生死をかけた激突だ。いい形で来年の本番につなげるためにも、日本は簡単には負けられない。とにかく粘り強く、貪欲に、勝利を狙っていくしかない。
以上
2005.06.18 Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
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