7月30日(土) 2005 J2リーグ戦 第23節
福岡 2 - 0 湘南 (19:04/博多球/10,613人)
得点者:'69 田中佑昌(福岡)、'76 グラウシオ(福岡)
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●松田浩監督(福岡):
「スコア的にも2−0ということで無失点に抑えられましたし、それに先制点、追加点と、いいスコアだったと思います。いちばん大事な勝ち点3を取れたという意味で、後半戦としていいスタートが切れたかなと思います。
全体としては、前半は試合を支配していても0−0と、差がつかないと。これはよくあることですし、前期はそれで随分勝ち点を落としてしまったわけです。後半は、このままでも支配は出来るだろうけれど差をつけなければいけないし、勝ち点3を取らなければいけない。そこのところでプラスαを出すということに関して、みんなが良くやってくれた結果だと思います」
Q:後半のスタートから配置を変えたと思いますが、その狙いはどんなところにあったのでしょうか。
「湘南の左サイドが急増という形だったものですから、そこにはスピードを持っている田中のほうがどんどん勝負できるんじゃないかと。それでグラウシオを上げて、グラウシオのところに山形恭平を置いて。山形恭平は前節の鳥栖戦の最後に、こういう形でいい仕事をしてくれていたので、そこのポジションに不安はなかったですから、そういう意図で変更しました。相手の布陣からすると、そういうふうにスライドさせたほうが機能するかなということでした」
Q:今日の試合は、守備の面と攻守の切り替えという点でディシプリンというものをいちばん感じたんですけれど、監督の目から見ていかがでしょうか。
「そうですね。終わってみれば、そういう部分が勝因のひとつとして挙げられると思います。100%ノーミスというのはあり得ませんけれど、メンタルでのミスがところどころにあったし、それが先制点を食らいかねない形を作ってしまったし、同点ゴールに結びつく可能性のある場面もありました。また2−0の場面でも、やはりあの時間帯になれば無失点でいかなければいけない。『1点余裕があるよ』という気持ちでいたら何があるか分からないということを考えると、すこし緩んだ時間帯とか、判断があった。その辺は修正しないといけないかなと思います」
Q:先制点を取るまでは第1クールと同じように難しい試合だったと思います。そういう試合を、第2クールの終盤から勝ち続けているわけですが、大きな違いはどういう点にあるとお考えでしょうか。
「先ほどプラスαという言葉で表したんですけれど、この言葉自体、非常に抽象的で説明しにくい。やはり最終的には気持ちの部分。今日の2得点に関しても、田中佑昌が、あそこへ頭を持っていけたのは気迫でしょうし、なんとしても点を取りたいという気持ちでしょう。グラウシオの点は非常に冷静な部分が勝負を決めたと思うんですね。それが勝因だと思います。
また守備の面でも、相手のツインタワーと呼べる大きな選手に対してファーストボールをしっかりと競って、負けてもセカンドボールを忠実に拾うということを確実にやったことが、結局は1点取れれば勝てるという試合の流れを作っていたわけで、その辺りが勝っている原因だと思います。どちらかが欠ければ、追いつかれて引き分けだし、逆にどっちも悪ければ、今日のように支配をしていても負ける。サッカーとは、そういうスポーツだということを肝に銘じてやらなければいけないなと改めて感じました」
Q:古賀選手の投入が、いい方向へ流れを変えたと思います。古賀選手の評価をお願いします。
「直前にポストに当たるという大ピンチがあって、その流れをとにかく変えなければいけないんじゃないかなということで。特に宮崎光平が悪かったわけではないんですが、どこかで代えようと。また、古賀誠史というのは流れを変えられる選手の一人なので、宮崎と代えました。相手に対して、ひとつの脅威という存在であるなと感じました。身体能力の高さみたいなもので打開できるのは誠史かなとも思っていました。後半は、どこで誠史を出そうかなというのを常に考えていましたけれど、あのピンチを迎えたところで何かを変えなければいけないということで代えました」
Q:今日、FWで出た岡山選手の評価を聞かせてください。
「ハイボールに関しては確実にポストプレーヤーとして勝つだけじゃなく、しっかりとつなぐ、ヘディングの落としが出来る選手だなというのを確認できました。そういう意味では、有光とは違ったタイプの選手として機能するなということも確認できました。足元のプレーに関してはちょっと気負ってしまって、張り切っていた部分もあって、不正確な部分もありましたけれど、古賀誠史のシュートを生み出すフリーランニングだとか、おとりの動きという点では、もともとJ1でFWをやっていた選手ですから、そういう力があるということを再認識しました」
Q:左サイドバックの山形辰徳選手の評価をお願いします。
「彼は本当に、今日は良くやってくれたと思います、ほとんどミスもなく。逆に、ピンチを未然に防いだり、カバーリングとかでピンチを凌いだり、センターバックが助けられたんじゃないかなという仕事も、きちんとこなしたと思います。彼は普段からトレーニング中のランニングでも常にいちばんで走ります。きちんと準備してくれていたことが、こういう形で成果が出て、自分としても非常にうれしい活躍でした」
以上













