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【2011キャンプレポート:東京V】2月10日(木)第2次キャンプ終了。万全の環境を整えてくれた高知・春野の人々のためにも、J1帰還を誓う(11.02.10)

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富澤清太郎主将と並んでスパイクを履く高卒ルーキー・竹中公基選手(左)。大型FWの才能に、川勝良一監督も「ウチにはいなかったタイプでおもしろい」と、大きな期待を寄せている。今後の成長に大注目!

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東京Vは10日、高知大学とのトレーニングマッチを最後に7日間の高知・春野での第2次キャンプを打ち上げた。
試合は1・2本目が30分ずつ、3本目は40分で行われ、メンバー的には基本的に2日前に行った関西学院大学戦とほぼ同じ。ただ、この試合では、左サイドバックの森勇介選手が疲労回復のため欠場したほか、1トップには井上平選手が先発出場となった。(詳しい結果などは東京V公式サイト http://www.verdy.co.jp/topics/topteam-news/topteam-news-2011/110210t.html をご参照ください)

前日に完全オフをとったため、全体的に動きは軽かった。東京Vが最もこだわる「中盤でのパス回し」も軽快で、状況によって長短のパスを使い分けながら相手を崩していた。
とはいえ、今の東京Vの大きな課題となっているのがフィニッシュである。その意味では、立ち上がり4分で高木善朗選手が福田健介選手のクロスから決めたヘディングシュートはもちろん、その他にも決定的シーンがこれまでの新潟戦、関西学院大学戦以上に作れたことに、川勝良一監督も「おもしろかった。前の試合の課題もきちんと修正されていた」と、納得の表情を見せた。

2本目も、3分に河野広貴選手と高橋祥平選手のトリッキーなコンビネーションから、井上平選手がフィニッシュ。さらに24分には飯尾一慶選手、河野選手の好守備から井上、河野と鮮やかにつなぎ最後はマラニョン選手が決めるなど、実に見応えのある得点シーンだった。
また、3本目には平繁龍一選手が2ゴール(10分、40分)、小林祐希選手も1ゴール(15分)と、終わってみれば攻撃の選手がきっちりと加点し、快勝でキャンプを締めくくった。

この7日間を振り返り、川勝監督は「大きなケガもなく、順調に終えることができた。昨年の中盤の中心選手が抜け、試合をどう作るかがひとつ(課題として)あったが、見通しが立った。あとは、Jクラブと対戦してみて、激しい中でどこまで落ち着かせることができるか。でもまずこの期間で、リズムを変えるイメージを作れたことは大きな収穫だった。また、昨季は代えの効かないポジションがあったが、全体的に伸びてきて、層が厚くなったと思う。特に昨季までは1人しかいなかったFWが、今年は3人ぐらいが競争しているというのは大きい」と、手応えを語っていた。

一方で、川勝監督ももちろん、選手たちも「まだまだ」との思いが強い。
特に新潟戦は、内容的には決して悪くはなく、全体的な結果としても2−1で逆転勝利したが、主力が出場した1・2本目では0−1の敗戦。これには「ボールを回すためにやっているわけじゃない。サッカーは保持率が高いからって勝てない。内容が悪くなくても、フィニッシュできなかったことを追究すべき」と、森選手が厳しい口調で語れば、富澤清太郎選手も「もっとJ2で突出するために何が足りないのか、自分たちが一番理解している」と話すなど、出場していた選手たちは猛省して止まない。
「フィニッシュへのこだわり」こそ、今後の大きなテーマとなりそうだ。

ただ、コンディション面・コミュニケーション面では充実しつつ、次の段階で何をすべきなのかを自分たちの力でくっきりと浮き彫りにし、各々がしっかりと受け止めることができたことこそ、最大の収穫と言えるのではないだろうか。
「まだまだ強くなりましょう!」帰路に向かうバスに乗り込む土屋征夫選手が残した一言が、厳しいキャンプを終えた東京Vみなの胸に残った思いに違いない。
東京へ戻り、明日からまたさらなるチーム力アップを目指す。

最後になるが、今回のキャンプを終え、何よりもまず監督・選手・スタッフ含めた東京V全員が口にしていたのが、霧島連山・新燃岳噴火の影響による急なキャンプ地変更にも関わらず、快く受け入れてくれた高知の方々への感謝の思いだった。
富澤清太郎主将は代表し「いろいろな人が僕たちのために尽力してくれて、助けてくださった。高知は暖かく天候にも恵まれ、食事も本当においしくて、練習場の芝生も素晴らしい。ホテルの施設も整っていて、おかげさまで実りあるキャンプができました。この環境でやれたことに、心から感謝しています」と語っていた。
こうした方々への恩返しのためにも、優勝とJ1帰還をぜひ達成させたい。


〜監督・各選手コメント〜

●川勝良一監督
「急きょ決まったとはいえ、東京Vとしては高知で良いキャンプをすることができました。
新加入した選手もよくフィットしている。何人かまだ今までついているクセがあって、なかなか直らない選手もいるが、それは徐々に直っていくと思う。ただ、目指すサッカーへの理解はしっかりとできているので、あとは体がついていくかという問題だと思う。
ベテランがしっかりと良い雰囲気でやってくれたので、コミュニケーションもしっかりとれた。全体的には充実したキャンプだったと思う」

●富澤清太郎選手
「昨季からいるメンバーは引き続き自分たちの目指すサッカーを意識しながらやれた。新しい選手も、うちの目指しているサッカーが徐々に理解できてきたと思う。キャンプ全体としては、良い方向性でやれたと思う。
優勝するだけではなく、J2で突き抜けなければいけない。そのための(足りない)ポイントは、選手それぞれが理解しているはず。その最後の詰めを、東京に戻ってみんなでやっていきます」

●土屋征夫選手
「頑張りました。昨季のベースに上積みできたという感じはしています。素晴らしい環境の中、毎日良いトレーニングができたし、選手同士もよく話してコミュニケーションもとれた。
昨季いた選手はもちろん、新たに入った選手でもケツさん(川勝良一監督)のやり方を知っている人が多いからやりやすかった。周りの選手もどんどん自分からボールを受けて、やろうやろうとしているのが出ていて、いい感じでした。あとはこれからJクラブとの対戦でどう結果が出るか。結果が全てですからね。みんなでもっと強くなりましょう!」

●森勇介選手
「疲れました。やり方や戦い方は、もう始動からやってきてある程度わかっていたので、自分としてはJ1の相手(新潟)とやって、どんな結果が出るのかをまず一番のポイントに置いていた。決して悪くはなかったけど、うーん…という感じ。連係はとれていたけど、最後の崩しがこれからの課題。
このキャンプで、いろいろ話したり、コミュニケーションをとったりして、もうほとんどの選手の特徴がわかりました。とても厳しいキャンプでしたが、個人的には悪くなかったです。
今季は東京Vに来て、たとえ試合に出られなくても、何かの形で必ずチームの力になりたいと思っています。もちろん、試合に出て直接チームに貢献できればもっといいので、まずは開幕でピッチに立ち、森が入って良かったと言ってもらえるように、また東京に戻って頑張ります」

●高木善朗選手
「去年のキャンプと比べると、だいぶ違ったキャンプになりました。やはり、責任感という部分でも意識が高まったからだと思います。
全体的にプレーの質も悪くなかったですし、周りの選手との関係もまあまあだったと思います。ただ、今日は得点しましたが、まだシュートに持ち込むプレーとかが少ないので、そのあたりはもっと点を意識していかないといけない。これからもっともっと高めていきたいと思います」

以上

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<2011シーズンの幕開け!>
■FUJI XEROX SUPER CUP 2011
2月26日(土)13:35/日産ス
名古屋 vs 鹿島

■NEXT GENERATION MATCH
2月26日(土)10:40キックオフ(予定)/日産ス
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※この試合はFUJI XEROX SUPER CUP 2011のチケットで観戦できます。
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2011.02.09 Reported by 上岡真里江
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