●三浦泰年監督(北九州):
「前半からリズムとテンポ、特に攻撃のところが非常にいい形ではあったんですが、なかなか最後のところを割るまではいかないという中で、辛抱しなければいけないという展開になったなという感じはします。
慌てずに焦らずに後半やらなければいけないものの、それで足が止まってしまってはいけないということ。そういう意味では冷静にやらなければいけないなかで、心は熱く、頭は冷静にというところが後半カギだったと思いますけれど、終始攻撃のリズムというのはなんとか保てていたのかなと思います。そういう中での62分の渡の得点は非常に大きかったですし、鳥取さんの攻撃というものもうまく守備が早いアプローチで摘むことが前半からできていたので、守備と攻撃のバランスでなんとか取れた試合なんじゃないかなと思っております。
出た選手だけでなく、ベンチを含め18人だけでなく、スタンドで観てた19人目以下の選手たちも非常に調子のいい選手が多い中、メンバーをセレクトするのが難しかった週でした。そういう意味ではこの勝利というのはチーム全員のスタンド観ていた選手またはスタンドに来れなかったコンディションを少し悪くしている選手、そういう選手との結束によって取れた勝点3なんじゃないかなと思っております。よりこれからもしっかりしたサッカーをやるために選手一団となってしっかり集中して今後も努力して行ければなと思っております」
Q:4連勝と結果がついてきている。結果がいい流れを生んでいる状況なのか?
「選手が非常にプレーに飢えているということ。試合に出たいという気持ちが強いということ。それに対して勝った翌日から彼らがしっかりした姿勢でトレーニングから取り組んでいるということ。休みを挟めば休み明けできても、誰も休みぼけしている選手がいないということ。そういうことを考えると勝利しながら彼らが自信をつかみ成長しているんだなと感じております。その温度がチーム、選手が非常に熱いということ。誰一人冷めている選手がいないということ。これは非常に大事なことだと思いますし、選手全員のモチベーションを保ちながら、我々の目指すところに向かってしっかり精進できればなと思っております」
Q:先制したあとも攻撃的な選手を投入した。もう1点取りに行くということだったのか?
「それはサッカーの魅力は得点なわけですから、得点をどう取るかの采配をしなければいけない。そういう中で相手のリズムをしっかりコントロールしながら我々もいい時間を作りたいということ。またはボールを保持する攻撃の時間帯を多く作りたいということ。相手は関係なく自分たちがいつも持たなければいけないメンタリティだと思っている。それが1-0というリードの中でどういうふうに、どのようなタイミングでやっていくかというのはまた試合によってケースも違う。そういう中で我々は終始90分、前の選手をうまく使いながら、しっかりした守備と攻撃のバランスをキープしながら、90分間戦える状況に、この試合だけでなく、ここ数試合なっているのかなと思っております。
サポーターに、またはギラヴァンツを支えてくれている関係者、スポンサー含めそういう人たちにホームで一つでも多くのゴールを見せたいという気持ちは強い。数だけでなくいい内容でいいサッカーで得点を見せて勝ちたいという采配をしなければいけない。そういう中で最低限、今日の展開であれば勝点3を貰わなければいけないということ。これを同時にやる。これがプロのクラブであると僕は思っていますので、そういう意味ではそういう采配を今日はしたということです」
Q:渡大生選手についての評価は?
「みなさんも含め、しっかり彼がしっかりした大人の選手に成長するようにしっかり触れていかなければいけないんじゃないかなと思う。彼は他の選手と同様、しっかりトレーニングから耳を傾け、しっかり努力している。その結果がこういうグラウンドで、彼の前にボールが転がってくる。その彼の得点であればその瞬間にする判断、今日であれば相手をかわして、GKまで交わす。これは紅白戦でももちろん見ているシーンではあるけれど、ゴール前での彼の判断は我々コーチでも教えられないものだと思っている。そういう教えることのできないものを持っているのが渡のいいところ。ただ、教えなければいけない部分で足りない部分も多いわけですから、そこをしっかり彼と、彼の成長を促すようにこれからもやっていきたいなと思います」
Q:渡選手に必要なものは何か?
「18歳という年齢の中で、このチームに入ってから数カ月という短い時間の中で、選手との関係、関連性も非常に当初より良くなってきている。今何をするべきなのか、センターFWとしての戦術理解というのも非常に高く評価できる状況にある。ただそういったものをより精度を上げていかなければいけないし、彼自身がよく分かっている、きっと点を取るだけではなく、やはり彼が攻撃のリズムの中でかかるくさびをもってはたく、そこへの成功率であったり、そういうものというのは本人もより高いレベルにしていきたいと思っているんじゃないかなと思います。
珍しくFWというのは89分プレーしていなくても1分プレーして点を取れば認められるポジションではある。ただ彼はきっと89分チームのためになるプレーをしたいと考えているんじゃないかなと。珍しいその雑草精神を持った選手だなと感じます。だからこそ、しっかりした指導していかなければいけないし、プロとしてより上を目指せる選手に成長させてあげられればと思っています」
以上













