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徳島徳島ヴォルティス

戦いの基盤となる守備に昨季の苦い経験を活かせるか
今季のみどころ

昨季J1で味わった苦い経験。ファン・サポーターにとっては忘れてしまいたいものかもしれない。しかし、チームにおいてはそれが大きなカギ。小林伸二監督も「経験したから答えが出るわけではないが、昨季の経験はとにかく大事にしなければ」と語ったが、その苦い経験を忘れ去ることなく、貴重な糧として活かせるかどうかが今季の徳島の命運を大きく左右すると言えよう。

事実、そのことをわかっているかのように、新シーズンへの準備の中で選手たちは昨季自分たちに足りなかったものを改めて強く意識。それらひとつひとつに対して妥協なき改善を進めている。個人としても、組織としても。
そして、そうした改善が特に多くなされているのは、小林監督も「もっと徹底して能力を上げなければならなかった」と昨季を振り返る守備面だ。それがチーム基盤であったにもかかわらず74もの失点を喫してしまったことから、強固さの構築に不足していたものを再度組織全体で整理。浮かび出た問題を全員が共有し、それの改善に向けた作業を重点的に行っている。具体的に挙げれば、守備を開始する位置ごとの追い込み方や、ゴール前のブロック精度といったところ。それらに存在した曖昧な部分の排除を急務として、繰り返し取り組んでいるのである。

また守備の再整備は、始動に先立っての新戦力補強にもハッキリ狙いとして打ち出されていたと言えよう。実際ニューフェイスはディフェンシブな選手が主になったし、さらに「守備はトップから(小林監督)」という考えのもと最前線のピースにもそれが色濃く反映されている。佐藤晃大、長谷川悠という大型FW2人を獲得したが、どちらも前からの献身的な守りを厭わないタイプだ。

「やはり、いい守備からいい攻撃は始まる」と指揮官のコンセプトはぶれていない。チームの戦いのベースに据えられるのは今季も守備である。それだけに、その強度アップは絶対に不可欠。
選手たちが昨季の苦い経験を活かしてどれだけそれを高められるか。J1再昇格を狙う徳島の見どころは間違いなくそこにある。

以上

Reported by 松下英樹

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

基本システムは、昨季と同じ4-4-2。ただ、小林伸二監督が「少しシステムの適応をしてもよかった」と昨季を振り返っていたことから、今季は臨機応変な変化をオプション的に使う可能性はある。

そして開幕スタメン予想。まず、GKの最右翼はやはり昨季の守護神・長谷川徹だろう。相澤貴志もその実力をトレーニングで発揮し、長谷川を猛追しているが、それでも開幕戦は昨季の勢いも持った背番号31に任せるに違いない。

次にDFラインについて見れば、中央の福元洋平と石井秀典、左サイドの内田裕斗は起用濃厚。しかし、福元には以前からのケガによるコンディションの不安が少々あるため、もしその状態が万全でなければ代役として橋内優也が石井と組むことになろう。
残るは右サイドだが、ここは新加入の広瀬陸斗が一歩リードと思われる。このポジションには過去2年で実績を積んだ藤原広太朗がいるものの、チームはサイドバックに効果的な攻撃参加を強く求めているため、クロスの精度に勝る広瀬のほうが現時点では先発に近いのではないか。

中盤に目を向けると、ボランチはエステバンと木村祐志の組み合わせがファーストチョイスのはず。木村は、昨季の中盤の柱・濱田武との競争だが、周囲との連携に不安がなければ得点力の高いFKという武器も持つ木村が選択されそうだ。
またワイドの2枚には、左に昨季J1でも結果を出した衛藤裕、右に豊富な運動量を買われている大﨑淳矢が名乗り。ただ、この位置には遜色ない力を持つ新加入の井澤惇、廣瀬智靖もいることからチーム内競争は熾烈を極める。その時に最も調子のいい選手が使われるかもしれない。

最後にFWは、前線で起点となれてゴール前の圧倒的な迫力も出せることから、新加入の佐藤晃大と長谷川悠を並べるのではないか。そのどちらか一方を残し、衛星的な働きのできる津田知宏と組ませる可能性もあるが、チーム基盤の守備を非常に献身的にできる佐藤と長谷川に、まずはゲームを預けると思われる。

以上

Reported by 松下英樹

※予想スタメンは2月6日時点のものです。

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