○ 上田栄治監督:
Q. 現在の率直な気持ちと、2点目の判定について?
「選手たちはベストを尽くしたと思います。それで2点目の失点というのは、トレーニングでもやっていたオフサイドトラップで、そういう指示を出しました。ただ、それはレフェリーが判断するもので、私の位置からもわからないし、それはしょうがないと思います。選手は良くやった。しかし戦術的な面で私に責任があると思います」
Q. アメリカと真剣勝負をしてみて、その力の差は縮まったと思いますか?
「2年間やってきたという中で、私としてはベストを尽くしてきた。選手たちもベストを尽くしてきた。そして選手たちは進歩したと思います。ただ、アメリカとの差はまだ依然としてあるという風に思います。これから先、この差を埋めるように、女子サッカーとして努力していかなくてはいけないと思います」
Q. 今日の戦い、前半については?
「あそこまで相手にボールを支配されるとは思わなかった。やはりアメリカと6月6日に(親善試合を)やって、それでかなり警戒されて、アメリカも研究してきたという感じでした。
我慢するしか仕方がないという状況だったが、前半の終わりごろから奪ったボールをしっかり繋げないとか、奪ったボールをパスミスしてしまうという状況からああいう失点が生まれてしまった。そういう意味では残念な失点だったと思います」
Q. 相手のセンターフォワードの高さにも苦しめられたのでは? やはりあれは防ぎようがなかったのですか?
「もっと自陣からでも、キーパーを使ってサイドチェンジをしたり、もっと繋ぐことはできたと思いますが、相手のプレッシャーをかなり選手たちが感じていて、ただ蹴ってしまうというプレーになってしまった。それにもう少しラインコントロールもできればと、反省点としてあります」
Q. では後半について、あのオフサイドトラップについては?
「昨日の練習、そしてそれより前から、そういう駆け引きをしていかないと・・・一度そういうプレーをしておくと駆け引きができるようになるということで、どこかでトライさせたかった。そのトライをさせるところが、私の判断でやらせてしまった。まぁ、レフェリーが(オフサイドを)とらなかったということですから、私の責任です」
Q. 試合を振り返ってアメリカとの差は?
「体格、体力の差をどう埋めるかということが日本のテーマだと思いますが、技術と判断というところで、日本が優位に立っていかなければいけない。それとチーム戦術で優位に立っていかなければいけないと思いますが、今日は技術と判断の面でもアメリカにボールを支配されたところが、やはり差があるなという風に思いました。そこを何とか埋めていかなければいけないと思います」
Q. 今大会を振り返って?
「確実に選手たちは進歩して世界に近づいていると思います。本当にここでベスト4に、メダルにいくのはまだまだ努力が必要なんだと思います」
Q. 4年後のオリンピック、北京にむけて、世界との差を縮めるためには?
「私が言うことではないのかもしれませんが、マカオの監督をしていた経験から言うと、若年層、ユース年代からの強化が絶対に必要だと思います。今もしていますが。やっぱりユースの強化なくして代表の強化なし、だと思います。もうちょっと力を出させることができたと思いますけど、私の力不足だったと思います」
Q. 最後になでしこジャパンの選手たちに・・。
「本当になでしこジャパンらしい戦いをしてくれたと思います。90分間我慢して、男子の決してあきらめない戦いを見て学んできたし、そういう意味では選手たちは良くやった。胸を張って帰ってほしいです」
以上
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