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【J1 2ndステージ 第14節 名古屋 vs 浦和戦レポート】浦和、完敗。二冠の夢ついえる(03.11.23)

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名古屋 4 - 1 浦和(14:04:瑞穂陸) 入場者数 20,082人
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 後半ロスタイム、途中出場の三上が上げた左クロスに、走り込んだフリーの永井がシュート。しかし、ボールは無情にもゴールバーを大きく越えていった。その瞬間、長田主審の長い笛がスタジアムに響き渡り、浦和レッズのナビスコカップに続く、初のステージ制覇は夢と消えていった。

 第12節終了時には東京Vとの上位対決を制し、単独首位に立っていた浦和だが、第13節で9人の清水に敗れると、第14節ではウェズレイにハットトリックを許し、敵地で名古屋に1対4と完敗。エースのエメルソンを出場停止、守備の要・ニキフォロフを負傷で欠いたことも影響してか、終盤に差し掛かり、あえなく失速した。

 オフト監督は試合後、「(この敗戦で)残念ながら優勝争いから外れてしまった。最後まで、そういう争いをしたかったのだが…」と悔しさを滲ませ、期待を集めた田中、ウェズレイのマークに付いた坪井は、無言のままスタジアムをあとにした。

 試合は序盤こそ、ホームの名古屋がいい出足を見せたものの、徐々にコンパクトな戦いを見せた浦和がペースを引き寄せる。14分には平川→永井→田中とつなぎ、最後は山瀬がゴール前に走り込んだが、わずかに合わず。その直後にもエリア内でボールを受けた田中がシュートを放ったものの、GK楢崎の好判断の前に得点には至らない。

 さらに、攻撃を続ける浦和は18分、19分、24分と立て続けに山瀬がいい形からシュートまで持ち込んだが、いずれもGK楢崎を中心とした名古屋守備陣の前にゴールにはつながらず。「前半のチャンスで決めていれば…」(鈴木)。「決めるところで、決められなかった」(長谷部)。結局、浦和はこの時間帯を最後に自分たちのペースを取り戻すことができず、試合終了を迎えることとなった。

 対する名古屋は、ネルシーニョ監督が「サイドが甘かったので、そこからうまく攻めることができた」と語ったように、32分に右サイドを上がった海本のクロスにウェズレイが頭で合わせて先制。前半終了間際に永井のゴールで一時は同点に追い付かれたが、52分に「マルケスがいいパスを出してくれたので、飛び込むだけでよかった」という中村のゴールで再び勝ち越しにする。

 その後も、冷静さを欠いてか、思うようなサッカーが展開できない浦和に対して、名古屋が効果的なカウンターから追加点を挙げた。81分、マルケスのお膳立てからウェズレイが決めて、その差を2点に広げると、89分にも素早いリスタートから抜け出したウェズレイがGK都築との1対1を落ち着いて沈め、4対1と試合を決定付けた。

 「エスパルス戦にしろ、今日の試合にしろ、前線でボールキープできずに、いい形で運べなかった。永井の同点ゴールで、その後の得点を期待したが、最後は(相手に)4点を許してしまった。相手が恐がるような、危険性が浦和にはなかった」とオフト監督が振り返ったように、浦和の戦い方にこれまでの鋭さはなかった。頼みの田中も、前線で孤立する場面が目立ち、決定的な仕事はさせてもらえなかった。

 キャプテンの内舘はこう分析した。「ボールを回す位置が低かったし、落ち着きもなかった。ナビスコで優勝し、リーグに集中できていない部分もあったと思う。これが経験かもしれない」。

 プロの世界に「たら」「れば」はないが、エメルソンがいたら、ニキフォロフがいれば、という場面もあった。しかし、誰かが抜けても、誰かがカバーする、チーム全体の総合力という意味では、浦和はまだリーグ優勝に値する力を備えていないということだ。

2003.11.23 Reported By スポマガWORLD SOCCER

以上
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