ロシアのA代表ということで、我々にとっては素晴らしい経験になる試合だったと思う。(ロシアの)高さ、スピード、強さは、選手にとって良い経験になったと思う。
立ち上がりは少し戸惑いもあったが、慣れるにしたがって我々の狙いとするところが少しずつ出せたので、これを次につなげていくことが大事かなと思う。
厳しいゲームだったが、選手が最後まで勝ちにこだわった姿勢は最終予選に必ず生きてくると思う。
一点取られても二点取りに行くということをチームの目標として、ゴールを取ろうということで今日は闘った。結果、勝ちきれなかったことは残念だが、ある程度の成果は上がってきたのではないかと思う。
この2試合を通じて、チームとしての準備としては順調に行っているのではないかと思う。
Q.先発メンバー6人を変えたが、そのメンバーの評価は?
A.レベルがある程度上がってきた中で競争をして、その中で個性もあるので、最終予選の相手を睨みながらどういう風に生かしていくのかというテストをした。個々に良かった点、悪かった点があるが、じっくりと16日の発表まで検討していきたい。
Q.松井選手と坂田選手の評価は?
A.高松を軸に2人が絡んでいくというギャップがあることと、ロシアの最終ラインが2年前にワールドカップで対戦したチームと似ていたのと、選手の特性も大体分かっていた。スピードで闘莉王がいったシーンが典型的だが、真ん中を破れるのではないかと思っていた。長い目で自信を付けてくれれば良いと思う。
Q.守備的な試合の時のボールを奪ってからの攻撃の考え方は?
A.ボールを奪わなければ攻められない。相手が格上で、ボールの支配率が上がり、我々が不利な状況になると、我々が目指している高い位置でボールを奪うということが難しくなる。ツートップを抑えられないとそこが基点となり攻められるので押し込まれてしまう。高い位置でボールを奪いたい。
Q.トゥーリオの生かし方については?
入って間もないのでコンビネーションや戦術的理解に問題もある。ただ、個性を生かしつつ問題を修正していったほうがいい。高さや闘う気持ちはチームを良い方向にもって行っていると思う。
Q.今日の失点シーンをどのように捉えるか?
A.闘莉王と那須の意思疎通の問題もあるかと思う。ただ、選手間で考えて話し合ってミスを減らして行けば良い。
Q.「奪ってから15秒以内にシュート」という考え方は選手にどれくらい浸透したと思うか?
A.当初はアジア大会まで準備期間が無かった中で、そういう考え方を伝えた。ただ、それだけでは90分間もたないので、ボールを奪ってからのポゼッションのトレーニングを行った。そういう中で、現在はポゼッションしながらダイレクトプレーといったテーマを掲げる段階にチームは進化している。
Q.平山と田中(達)をもう少し早く投入しても良かったのでは?
A.選手のテストの意味もあったし、チャンスを与える意味もあった。時間も決めていた。先発メンバーが疲れたところで交代させる予定だった。
以上
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