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【J1-1st 第15節 浦和 vs F東京 レポート】セカンドステージに向けた出発点となったゲームは浦和が勝利(04.06.27)

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6月26日(土) 2004 J1リーグ戦 1stステージ 第15節
浦和 2 - 1 F東京 (15:04/埼玉) 入場者数 52,646人
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埼玉スタジアムには試合前から両チームの応援が響き渡った。お互い3位を目指す浦和vsF東京の戦い。この日スタジアムに集結したのは52,646人のサポーター。その数はもう少しで優勝争いの横浜国際総合競技場に届きそうな数だ。サッカー専用競技場・セインピスタらしく最高のムードの中選手たちがピッチに迎えられた。試合開始時は気温は30度近く、湿度が70パーセントを超える蒸し暑さ、立っているだけで汗が吹き出てくる状況。

エメルソンを出場停止、鈴木啓太選手を故障により欠くホーム浦和レッズは、GK都築、DF坪井、闘莉王、内館、MFに山田、長谷部、山瀬、平川、FWにワントップの田中に左に開いた三都主、右に開いた永井。いつもとは違い山瀬と長谷部が中盤の底に並んだ形をとった。「初めてのポジションだったので、最初とまどいはいあったんですけど」と長谷部選手が振り返るように、ボランチでもなくトップ下でもなくという役割、言い換えれば、両方の役割がそこに置かれていた。

一方のF東京は守備の要ジャーンの出場停止に加え、レギュラーでは金沢、浅利の故障と、徳永の不在と守備面に不安を抱えた。GK土肥、DF加地、茂庭、増嶋、藤山、MFボランチは三浦と今野、右に鈴木、左に戸田、トップ下の馬場にワントップのルーカス。フォーメーションに変わりはないが、DFの顔ぶれに大幅な変更があった。増嶋選手はリーグ戦初スタメン、加地選手と鈴木選手の右サイドは初の組み合わせだ。

試合立ち上がりから坪井選手を中心に浦和はルーカス選手、馬場選手を徹底的にマークする。前半終了間際OGにより浦和の先制、後半15分には三都主選手による追加点、その10分後、田中選手が二枚目のイエローカードで退場。一人少なくなった浦和に対し、F東京はスリーバックで右サイドバックの加地選手を上げ更に攻撃を厚くする。そして更にその10分後、F東京は今野選手の左足で一点返す。しかし喜びもつかの間、その瞬間、ゴールに入ったボールをめぐり長谷部選手と茂庭選手が交錯し、茂庭選手が一発レッドで退場。お互い一人少ない中での試合となった。結果F東京は試合をひっくり返すことができずお互い一人づつ退場者が出る中、2-1というスコアで「3位」を手にしたのはホーム浦和だった。

浦和の勝利のポイントのひとつには前節の悔しい敗戦を受けての「選手同士のミーティング」があげられる。ミーティングとは言っても、それは相当激しいもので激論、気持ちと気持ちのぶつかりあいだったようだ。「セカンドステージに入ってからでは遅かった。このタイミングで良かったと思う」と岡野選手が話すように、この試合に勝つことの重要さが選手一人一人の心の中に強く持たれていた。一点目がうまれる直前に見られた田中選手のゴール前へのドリブルと一対一の勝負はそれを見事に表していた。浦和の選手たちの終始気迫のこもったプレーと高い集中力、最後までその気持ちが途絶える様子はなく執念すら感じさせた。「このままステージを終わらせるわけにはいかない」という意地にも近い気持ちだろう。結果3位を手にし、「目標はあくまでも優勝」(長谷部)「セカンドステージには優勝できる自信につながった、サポーターとともに優勝を」(坪井)と、セカンドステージの優勝争いに向けて一層気持ちが高まった。気持ちよくファーストステージを締めくくることができた浦和。

一方のF東京は、悔しさを押し殺しながら冷静に試合を振り返るベテランに対し、増嶋選手、今野選手は試合後に悔しさをあらわにした。この悔しさが次の強さにつながるだろう。ファーストステージを通じて、「若手選手が実戦での経験を積んだことは大きな財産」と原監督が話すように、馬場選手、鈴木選手などが実戦での経験を積み、「厳しくマークされたときのプレーをもっと磨きたい」など馬場選手はいくつかの具体的な課題を掲げ、前を向いた。「自分の武器である左足をもっと磨きたいし、ポジション争いが待っているのでもっともっとがんばっていきたい」と両足がつって動けなくなるまで戦い抜いた鈴木選手。もうすぐケリー選手も石川選手も戻り、ポジション争いがますます激しくなって本当の意味での選手層の厚さを発揮し始めるのはこれからだろう。それぞれの選手が順位に変えがたいものを手にしてステージを締めくくったF東京。

この試合に関しては浦和の勝利、3位という結果を手にしたが浦和にとっての目標はあくまでも優勝だ。セカンドステージ、ナビスコカップに向けて、ブッフバルト監督、原監督ともに「タイトル奪取」を口にした。ファーストステージの締めくくり、というよりこれがセカンドステージ向けての出発点となった両チーム、これからに期待したい。

以上

2004.06.26 Reported by 日々野真理



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