8月14日(土) 2004 J2リーグ戦 第28節
甲府 1 - 1 京都 (18:34/小瀬/8,131人)
得点者:'42 小倉隆史(甲府)、'89 崔龍洙(京都)
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●柱谷幸一監督(京都):
「勝ちという結果があるなかでの引き分け。全てに満足はしていない。しかし、(1点リードされた)ゲーム展開のなかで、あの時間(後半ロスタイム)に点を取れて引き分けた。勝ち点1を取れたことと同時に相手に勝ち点3を与えなかったことを考えると、彼らの最後まで諦めない気持ちが(チェ)ヨンスの右足に乗り移ったと思う。昇格レースを戦っていくなかでこういう勝ち点というのが、1点という意味だけではなく、最後まで諦めない気持ちにさせるという意味でもいい勝ち点1だと思っている。
後半は右サイドを使えるチャンスがあったので多少リスクがあったが、冨田晋矢に高い位置でプレーさせるようにした。左サイドの三上卓也が同時に高い位置に上がるとツーバック気味になる。しかし、1点リードされた状況。2対2になっても(ディフェンダーを増やして)余らせない。三上のサイドにボールがあるときに中に2人いたら冨田はカバーしないで残り、ボールを受けた時にチャンスになる。リスクがあるがそういう形で冨田にはプレーをやらせた。
後半押し込んでいる時間帯ににクロスを入れると相手でディフェンダーにいいポジションを取って跳ね返されたが、グラウンダーでマイナス気味のボールは効き出していた。
ある程度バランスを取って戦っていかなければならない。後半15分過ぎのプレーはハイリスク・ハイリターン。リーグ戦ということを考えると前半からできるプレーではない。前半はバランスのなかで何度もチャンスがあった。それを決めて先手を打って、相手のバランスが崩れたところでもう1点を取るような形でいかないと、こういうリーグ戦は戦っていけない。
甲府に対して苦手意識はない。でも、この時期にこの順位にいるチーム。バランスが取れているし、個々の選手もしっかりしたプレーができる。京都が楽に勝てる相手ではない。京都は戦力的に優れていると思われているかもしれないが、チーム力的には均衡しているのではないかと思う。これから試合を重ねていくともっと力がついてくると思う」
以上
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