【ボロス(ギリシャ)16日時事】
15日に当地で行われたサッカー男子1次リーグB組で、日本はイタリアに2-3で敗れ、通算2戦2敗。ガーナとの最終戦を待たずして、1次リーグ敗退が確定した。
「死のB組」と呼ばれるほど、強豪が集まった不運もあったが、冷静に内容を見れば、予想外の結果だったとはいえないだろう。初戦のパラグアイ戦を含め、決定的だったのが、攻守にわたるペナルティーエリア内での動きや精度の差。サッカーは同エリア内からのゴールが大半を占めるが、日本はそこでのミスが大量失点につながり、攻撃でも再三、決定機を逃した。DF闘莉王、FW平山など高さで通用する選手もいたが、「まだまだ、高さ、質とも足りない。これは日本サッカー全体の、これから克服していくべき課題」と山本昌邦監督。
海外の異なる環境で戦う上での、心身のたくましさも不足していた。例えば、パラグアイ戦で粘土質の軟らかいピッチに何人もの選手が足元を滑らせていた。公式練習ができなかったとはいえ、同条件下で相手がまったくそんなそぶりはなかったのだから、言い訳にはならない。水分や栄養補給、暑熱対策などサポート態勢は日ごろから万全。恐らく五輪に向け費やした時間やお金では、日本が群を抜くはずだけに、余計、繊細でもろい部分が浮かび上がる。
2年間で計68人が招集されたアテネへの道程だったが、結局、「谷間の世代」と呼ばれるゆえんとなった3年前の世界ユース選手権に続いて、1次リーグ敗退。屈辱の経験を、今後の成長にどれだけ生かすことができるか。真価は、これから問われる。
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[時事通信社]













