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【J2:第28節 湘南 vs 山形 レポート】今季3度目の対決で湘南が雪辱を果たす。山形は混迷の2位争いから一歩後退(04.08.16)

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8月15日(日) 2004 J2リーグ戦 第28節
湘南 2 - 1 山形 (19:00/平塚/3,107人)
得点者:'56 大島秀夫(山形)、'75 坂本紘司(湘南)、'82 金根哲(湘南)
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 試合が動いたのは後半に入ってからだった。ボールを奪った山形がカウンターを仕掛け、湘南陣内に押し寄せる。幾度か訪れた決定機をパスが合わずに逃したが、後半11分、大塚(山形)が送ったグラウンダーのクロスがDFラインの間を縫い、ファーサイドに滑り込んだ大島がねじ込んだ。山形は、先制してからも裏への飛び出しを果敢に狙い、湘南守備陣を脅かす時間帯が続いた。
 
 だが湘南も譲らなかった。「ディフェンスが安定していた。1点取られてもいつものように沈むことがなかった。よかった頃のイメージでした」と、試合後に大島が話したように、湘南は守備で粘りを見せる。山形のパスの精度にも助けられ、追加点を許さない。相手に渡った流れをあと一歩のところで食い止めていた。
 
 反撃は柿本に代えて加藤が投入された直後のことだ。後半30分、金が放りこんだコーナーキックに坂本が反応する。ゴール前の混戦のなか放たれたヘディングシュートは、山形ゴールに吸い込まれた。ようやく火が点いた湘南はそのまま勢いに乗り、DFの白井が自陣から相手ゴール前までドリブルで上がるなど積極的な攻めを展開する。そして後半37分、佐野とのワンツーから坂本が左サイドを突破、ゴールライン際から上げたクロスを金がダイレクトで山形ゴールに突き刺した。その後、山形はロスタイムまで怒涛の攻めを続けるが及ばず、今シーズン3度目の対決で湘南がようやくリベンジを果たした。
 
 1ゴール1アシストと全得点に絡み、この日の「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた坂本は、しかし、「まったく満足していない」と、勝利にも厳しい表情を見せた。「先に点を取られないと火が点かない。とくに前半は、先制できるチャンスがあったはず。パスの精度をもっと詰めていかないといけない」(湘南・坂本紘司)前半、立ち上がりからボールが落ち着かず、互いにイメージするサッカーができない。雨上がりのピッチということもあり、選手たちは足を取られ、苦労していた。だがそれ以上に、坂本の指摘する「パスの精度」が両チームを苦しめていた。山形は速攻に切り替えたい場面でパスが通らず、自らカウンターの芽を摘んでしまう。対する湘南も、ボールポゼッションでは優位に立っていたものの、ラストパスが合わずフィニッシュまで持ち込めない。ジレンマとともに時計の針は進み、取り立てて見せ場のないまま前半を終えていたのだった。
 
 ハーフタイムで修正はしたものの、この試合はあらためて両チームの現状を浮き彫りにした。勝ち点を奪えなかった山形は、混戦の2位争いから一歩後退した。湘南も白星を奪ったものの、山田前監督時代から抱えている「前半の戦い方」という課題を解消できていない。折り返し地点を過ぎたとはいえまだ残されているリーグ戦のなかで、互いに目標を再確認し、建て直しを図ってほしい。

以上

2004.08.16 Reported by 隈元大吾
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