8月29日(日)J2 第31節 水戸 vs 湘南(19:00KICK OFF/笠松)
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どうしてもどうしても、あと一歩のところで勝ちきれない7試合連続ドロー中の水戸が、やはり惜しい試合を続けながら連敗中の湘南を笠松に迎える。今シーズン、2回の対戦は水戸の1勝1分。表面上水戸に分があるように見えるが、力の差はほとんどないと見るのが妥当なところだろう。さらにこの両チーム、非常に似たコンセプトのもとサッカーを進めている点が興味深い。水戸の4バックに対し、湘南の3バックとシステム的な違いはあるが、「プレスポイントはやや低い位置にしてしっかり守る」「シンプルに早いタイミングでオープンスペースに攻撃の起点を作る」という点だ。チーム、そして選手個々の力の差がない上に、コンセプトが同じ両チームの対戦。勝敗を分かつポイントは、どこにあるのか…。
水戸の前節・甲府戦は、前半先制されながらも後半追いつきドロー。チームの大黒柱として攻守を支えつづけてきた栗田を、出場停止で欠きながらの上位チームとの対戦であった。苦しい台所事情の中、柏からのレンタル移籍で29節から出場の永井が水戸での初スタメンを飾ったが、水戸のチームコンセプトにいち早く対応していることがうかがえた。守備での貢献度が高いボランチ北島とのバランスもまずまずで、今後大きな戦力になることを予感させた。後半同点に追いつく得点をあげたのは、その永井、北島とポジションがかぶるマルキーニョ。栗田が戻る今節、中盤にどの選手を起用するのか。苦しい台所事情から一転して頭を悩めることとなった前田監督が、どのような意図を持って、どのような組み合わせをチョイスするのか注目したい。
一方湘南だが、バックラインの城定が前節レッドカードをもらい、今節は出場できない。前節・仙台戦では、前半に不運なPKがあったにも関わらず全選手が高度の集中を見せ、スコアでは負けているものの試合内容では明らかに仙台を押していた。しかしながら城定の退場以降、1人少ないという状況を差し引いて考えてもディフェンスラインはあまりに不安定で、これは大きなマイナスポイントと考えざるを得ない。バックラインとディフェンスコンセプトの矯正が整い、前節途中までの集中したパフォーマンスをゲームを通して維持できることが、湘南の勝点3への絶対条件となる。
新メンバーの加入というプラスポイントを持つ水戸。一方、停止処分を受け矯正が必要な湘南。この点を考えると、ほんの少しだけ水戸に分があるかもしれない。しかしながら「プレスポイントを低めに、そしてカウンター」という同じコンセプトを持つ両チーム。試合が膠着して進み、点が欲しくなったとき、お互い多少のリスクを冒してもプレスポイントを少し高い位置にするだろう。中盤での激しい攻防を制し、バックラインの背後にできたスペースを活かしきるのはどちらのチームなのか。中盤のボールを拾い、試合の主導権を握るポイントは、まさに勝ちたい気持ち=集中力。雨の予報でピッチコンディションも微妙な状況下、高度な集中力を感じる気迫あるゲームを期待したい。
以上
2004.08.28 Reported by 韋駄天高介
J’s GOALニュース
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