11月3日(水)ヤマザキナビスコカップ 決勝 F東京 vs 浦和(14:05KICK OFF/国立)
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決勝前日の2日18:30より港区内のホテルで行われた2004ヤマザキナビスコカップ前夜祭は、両チームの監督・選手・スタッフや関係者を多数集めて行われた。司会はジョン・カビラさんとフジテレビの中村仁美アナウンサー。鈴木チェアマンが挨拶した後、両選手の監督・選手がそれぞれのホームスタジアムでの入場ソングをバックに壇上へ登場。3年連続で慣れた表情の浦和の選手に比べ、初の舞台となるF東京の選手はやや緊張した面持ちだった。
今回の決勝のキーワードは「12」。それはヤマザキナビスコカップの開催が12回目となることと、決勝に進出した浦和、F東京がJリーグ有数のサポーターを持つところから来ている。その「12番目の選手」を代表してサポーター代表ファミリーが2組、勝利への決意表明をした。浦和サポーター代表の池滝ファミリーはご両親と枝利香ちゃん(9歳)。その枝利香ちゃんが、「私の生まれる前から家族全員で応援をしています。明日の決勝戦は12番目の選手として力一杯応援して選手の皆さんと戦いと思います」と決意表明。最後に「今日はパーティに招待してくれてありがとうございます」と結ぶと会場は笑いと拍手が起こった。
一方のF東京サポーター代表ファミリーは宮澤俊太朗くん(7歳)、亮太朗くん(6歳)が決意表明。好きな選手のプレーをあげたあと、「原監督のぴょんぴょんするところや、サポーターの応援も大好きです」と話す。そして「土肥選手のパントキックを遠くに飛ばして攻撃にすぐ行こう。オフサイドに気をつけて。エメルソンにボールを持たせない」と原監督に戦術指導!?こちらは場内を爆笑に誘う。硬かったF東京の選手も少しほぐれてきたようだ。それを聞きながら原監督とブッフバルト監督が何やら内緒話をしていた。
この後、両監督とチームを代表して浦和が田中選手、F東京は石川選手がコメント。ブッフバルト監督は「決勝へ進出できるというのは、その回数に関係なく、両クラブともに素晴らしいことだと思います。明日のヤマザキナビスコカップ決勝に向けて準備をしっかりしてきました。明日はきっと勝てると信じていますし、皆様によいサッカーをお見せ出来ると思います」そして「国立競技場は浦和のホームだと思っていますので、明日はきっと勝てるでしょう」。
一方の原監督は「昨年よりももっと強くなった浦和と、ヤマザキナビスコカップ決勝で当たれることをうれしく思います。明日を非常に楽しみにしています。浦和は自分の生まれ育ったともいうべきクラブです。勢いのあるチームと、決勝という舞台で戦えることをうれしく思い、明日は全力でぶつかりたいと思います」と決意を示した。ここで会場にグラスが配られ、ヤマザキナビスコ株式会社の飯島茂彰代表取締役社長が挨拶と乾杯の音頭。歓談に移った。
注目のニューヒーロー賞は浦和の長谷部誠選手が受賞。「ニューヒーロー賞は、歴代の受賞者を見てもすばらしい選手ばかり。明日はこの賞に恥じないプレーをしたいと思います。明日は最高の舞台なので、そこで自分のプレーを観てもらえるということは幸せなこと。そういう幸せな舞台で全力でプレーして、サポーターと一緒に喜びたいと思います。(サポーターのみなさんの応援は)本当に僕らも楽しみ。明日は、期待して国立競技場に行きたいと思います」と明日への意気込みを語った。
開演から1時間弱。明日の戦いを控えた選手たちはそれぞれのホテルに戻った。「12」をキーワードにした今年のヤマザキナビスコカップ決勝。「12番目の王者」を決める戦い、その勝敗の行方を握っているのは、実は「12番目の選手」なのかもしれない。
2004.11.2 Reported by 小野寺俊明
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