第83回全国高校サッカー選手権大会 1回戦
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・等々力、柏の葉開催分試合スケジュール
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トーナメント表を参照していただきたいが、滝川二校から東福岡までのブロックにおいて、1回戦の注目カードが米子北と青森山田の対戦。今年のインターハイでは2回戦で対戦し、米子北がPK戦で青森山田を下しベスト16入りを果たしている。青森山田はインターハイでの雪辱を果たして目標である国立のピッチを、米子北はインターハイを再現して「まずは初戦突破」を合言葉に鳥取県勢としては7年ぶりの1勝を目指す。
県予選4試合で27得点1失点。青森山田は爆発的な攻撃力を武器に8年連続10回目の全国の舞台に進んできた。フォーメーションは4-4-2。テクニックに優れ、決定力もある小寺(MF・3年)を軸に、1年生のときから注目を集めているレオナルド(FW・3年)、U-16代表に選出された小澤(FW・2年)が絡んだ攻撃のポテンシャルは高い。また守備の安定感も増しており、その実力は全国優勝を狙えるレベルにある。
一方の米子北は2年連続4回目の出場。過去、全国レベルでは目立った成績はないが、今年のインターハイではベスト16に進出し、確実に力をつけてきた。チームコンセプトは組織的な守備。粘り強い守備をベースに攻守の切り替えの速いカウンター攻撃を武器に地区予選を勝ち上がってきた。初戦からいきなり強豪校と対戦することになったが、持ち味であるカウンター攻撃を活かせれば、夏のインターハイの再現も不可能ではない。
また、広島観音と富山第一の対戦も興味深い。週3日の全体練習以外は全て自主性に任せるという独特のチーム作りをする広島観音。学校創立と同時に創部されて以来、82年目にして初めて全国の舞台を踏むことになった。しかし、その実力は侮れない。メンバーのほとんどがサンフレッチェ広島のジュニアユース出身でコンビネーションは抜群。高いテクニックと個々の判断力に優れ、プリンスリーグ中国ではサンフレッチェ広島ユースを破る金星を挙げている。
2年連続18回目の出場となる富山第一の実力も全国レベル。いまや北信越の顔として知られる富山第一は、昨年からのレギュラーが6人残っているほか、国体代表に8人もの選手を送り込んでいる。高い技術を持った選手が多く、個人技と組織力を融合させたチームと言える。ポストプレーに長けた河村(3年)と、裏へ抜け出すスピードが持ち味の明堂(3年)の2トップのコンビネーションが武器だ。波に乗れば上位進出も夢ではない。
2年ぶり11回目の出場を果たした前橋商業にも注目したい。地区予選準決勝では、夏のインターハイベスト4で、前橋商の最大のライバルである前橋育英をPK戦の末に下して勝ちあがってきた。粘り強い守備と、高い位置からのプレスでボールを奪取して素早くゴールを狙うスタイルが持ち味。前橋育英を下したことはもちろん、春の関東大会で準優勝するなど優勝を狙える力はある。その力を全国の舞台で発揮してくれることを期待したい。
その前橋商業に挑むのは3年ぶり3回目の出場となる東海大仰星。堅固な守備と、何者に実屈しないメンタリティの強さを武器にするチームだ。地区予選では6回戦から決勝戦まで4試合連続で1点差勝ち。しかも準々決勝では1点のビハインドに加え、退場者まで出すという状況の中から逆転勝ちという結果をもぎ取った。前橋商が厳しい相手であることに間違いないが、粘り強く守り抜く守備力と、不屈の精神で目標のベスト8を目指す。
実力校同士が鎬を削るのは丸岡と草津東の対戦。攻撃重視のスタイルを貫く丸岡の完成度は高く、草津東は強豪校の滝川二を下して近畿大会を制する等、その実力は全国クラス。この一戦も目が離せない。また、攻撃的なスタイルの北越と粘り強さが信条の那覇西は、ともに目標をベスト4に置く。対照的なスタイルのチーム同士に対戦となったが、まずは自分たちのサッカーをやり切れるかどうかが勝負を分けることになりそうだ。一方、初出場同士の対戦となるのが実践学園と済美の対戦。粘り強さが信条の実践を、パスサッカーを標榜する済美がどうやって崩すかがポイントだろう。
また、同じく初出場の尽誠学園は4年ぶり3回目の出場を果たした各務原と対戦する。中盤の構成力を武器に戦う各務原に、創部33年目にして全国の舞台に辿り着いた尽誠学園がどんなサッカーを見せるのかが注目される。そして、奈良育英と東海学園の対戦は、全員守備・全員攻撃の奈良育英に、個人能力の高い選手を揃える初出場の東海学園が挑む戦い。昨年の全国を経験した選手が多く残る奈良育英に対し、東海学園が初めての全国の舞台で、どこまで力を出し切れるか興味深い。
以上
2004.12.30 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
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