今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第18節 水戸 vs 福岡 プレビュー】前回の対戦の雪辱に燃える水戸。攻撃サッカーに転換途上だが、久々の勝点3なるか。(05.06.24)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
6月24日(金)J2 第18節 水戸 vs 福岡(19:00KICK OFF/笠松)
-リアルタイム速報はこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------

梅雨とは言うものの、らしくない天気が続いている水戸地方。雨が降ってもパラパラという感じで、陽射しが降り注ぐ時間も長い。日中は30度近くまで気温が上がるが、夕方には一気に冷え込んでしのぎやすくなる。夜に車を走らせていても霧に視界をさえぎられることが多く、それが急激な気温の変化を物語っている。
笠松運動公園陸上競技場も比較的海に近いせいか、気温の変化は著しい。6月24日の福岡戦を『平日ナイター』と銘打っているものの、水戸にとって福岡は第2節で大敗(1-4)の相手でもあり、雪辱をするために攻撃的な熱い戦いを見せるだろう。嫌が上にも笠松は熱い空気に覆われることだろう。

前節、福岡は札幌をホームに迎えたものの0-3の完敗。外国人選手を揃って欠いたというネガティブな要因があったとはいえ、「まったく別のチームのように感じた(札幌・柳下監督)」と評されるほどの良くないデキ。その重たいムードを引きずっているようだと、前回のように難なく水戸を退けるというわけにはいかないだろう。しかしながら、ホベルト、グラウシオの両外国人選手は累積警告での出場停止が明けて復帰となる(アレックスは怪我・全治2週間の診断)ことは大きい。前回の対戦がそうであったように、圧倒的な攻撃力で水戸をねじ伏せにかかる。ポイントは攻撃の形。FWのチョイスとポストプレーヤーの周辺で動く選手のパフォーマンス次第だ。第16節で水戸と対戦した山形のように、工夫した攻撃で水戸守備陣の突破を図りたい。

一方のホーム・水戸。前回福岡との対戦は第2節。開幕4試合で13失点という「ありえない状況(水戸・栗田)」での一戦だった。現在では、その当時問題だったディフェンス面も解消されつつある。ここ4試合は失点が続いているが、「よく戦っている」という印象のほうが強い。
そして、前節仙台戦から守備的MFの位置に永井を置き、より攻撃的な姿勢を前面に押し出している。今までボランチの位置には栗田を置くことが定番であった。彼は、特にディフェンスにおいてのバランス感覚が高く、守備を重視する前田監督のコンセプトにしっくりはまる選手だということは確か。あえてその位置に、攻撃感覚に優れた永井を置くということは、全体としてのディフェンスに確信を掴んできたと言うところなのだろう。開幕前、「守るチームから、点を取りに行く勝てるチームを目指す(水戸・前田監督)」とチームコンセプトを発した指揮官が、シーズン中盤に来てそれを体現させつつあるというところか。
水曜日(6/22)の練習では、やはり永井をボランチの位置に置き、そこから展開していくフォーメーションを確認していた。そして今節は、デルリスが登場する見込み。練習中の怪我で前節欠場の磯山も何とか間に合いそうで、森田や調子を上げてきた秦、関などオフェンス面では久しぶりに楽しみな顔ぶれが揃う。連敗中とはいえ雰囲気は悪くなく、今までの水戸から一転、攻撃的な顔を見せるサッカーで『福岡返り討ち』を狙ってるはずだ。

この日は笠松運動公園陸上競技場で今季2度目の「平日ナイター」。今や『水戸の顔』にまで成長した関選手の『サイン入り2005年Jリーグ選手カード』が、オフィシャルグッズ売店で500円以上お買い上げの先着50名にプレゼントされる。第14節(永井選手サイン入りカード)ではあっという間になくなってしまったこのカード。お目当てのサポーターはちょっと早めにスタジアムを訪れるといいだろう。多少時間が余っても、心地よく涼しい風を受けながら、しばしキックオフまでの時間を過ごすのも悪くはない。涼しさからそして熱さへ。水戸というチームが変貌していく、そんなゲームになる予感がやまない。


以上

2005.06.23 Reported by 堀高介
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着