7月6日（水） 2005 J1リーグ戦 第14節
広島 1 - 2 Ｇ大阪　（19:01／広島ビ／7,058人）
得点者：'47 アラウージョ（Ｇ大阪）、'65 森崎浩司（広島）、'89 アラウージョ（Ｇ大阪）
----------
※愛するクラブの監督をNo.1に！監督名をクリックしてJOMOオールスターサッカーに投票しよう！

●西野朗監督（Ｇ大阪）：

「ピッチが非常に荒れた状態で、どうにもならない。これでは、両チームともつなぐサッカーは難しく、ゲームを進めるのが大変な試合だった。とにかくシンプルにボールと人が動いていくしかない。いつもどおりに、速くパスをまわすのは難しい。その上、広島の堅守を考えると、どれだけチャンスをつくれるか、不安だった。制空権を握れる選手もいないし、オプションが限られる。ハーフタイムで、0-0ならOKというプランを持っていた。そして、前を2トップから3トップにして、相手のゴールに圧力をかける形にした。ただ、とにかく消耗の激しいゲームで、両チームともダメージを負ってしまった。次のゲームに影響が出るピッチコンディションだった。でもまあ、勝てばそのダメージも半減するのかな、と思う。とにかく回復して、G大阪らしいスタイルを思い出したい」

Q：アラウージョに救われたゲームだったが。

「前半は大黒との2トップにしていたのだが、彼になかなかボールが入らなかった。ボールの動きが慎重になってしまい、アラウージョにボールを供給できないシーンが続いた。どういう形でペナルティエリア内にボールを供給できるか、ということで、シンプルにサイドを変えて、積極的に攻撃をしかけようと思った」

Q：鹿島が負けて、7差になったが。

「7月の目標は、月間トップになること。あと4つ勝ってトップになれば、鹿島との差も必然的に縮まる。鹿島がどうこうより、自分たちのチームのこと。爆発的な得点力を磨いて、自分たちのスタイルを出せるようにしたい」

Q：ロスタイムで得点できるのは成長だ。その要因は?

「G大阪のスタイルをベンチもピッチも、全員が理解していること。1-0では勝てない、2点目・3点目を狙いにいく。そういう方向性を全員が感じてくれている。もちろんリスクはあるが、今日の試合も1-0とリードしていくなかで、2点目をとりにいった。そういうスタイルを貫こうと統一した意識をもっている。しっかりとポゼッションして、ボールをつないで、ゴールを意識したプレイを全員がやれている。そういう状況でバランスがとれるようになれば、もう1ランク上にいける」

以上