7月30日(土)J2 第23節 甲府 vs 仙台(18:30KICK OFF/小瀬)
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2週間弱の中断を経て後半戦・第3クールに突入するJ2リーグ戦。甲府対仙台の対戦は、2位でのJ1昇格を巡る争いの一つでもある。第2クール終了時点での順位は、甲府が勝ち点30の6位、仙台は勝ち点31の4位。20節から3連敗で順位を2位から6位に落とした甲府に対して、仙台は19節の8位から4位に順位を上げており、いい流れで前半戦を終えることができた。特に、20節(7月9日)の京都戦で3−1の勝利を挙げたことは勝ち点3以上に、自信という大きなプラスアルファがあったはずだ。シーズン開幕直後は、都並監督も選手も相当苦しい時期を耐え忍んできたが、自分たちのやってきたことに自信を持って戦えるようになっているのではないだろうか。中断前の8試合を見れば、5勝2分1敗と素晴らしい結果を残している。京都戦では、DFの富澤が全治3ヶ月の負傷を負ったが、選手層を見れば大きな問題ではないだろう。
一方の甲府は、自慢の攻撃力で決定力のなさを露呈してしまい札幌、横浜FC、水戸に敗れて前半戦を終えている。3連敗した試合以外でも、攻めながらゴールが決まらないというジレンマは続いていた。大木監督が「決定力不足」という言葉を記者会見で使うことは少なくないが、この課題を容易に解決できる指導者はいないだろう。サッカーというスポーツにおいて、常に決定力が十分にあるということは奇跡のようなものだからだ。J2のトップを走る京都の柱谷監督でも、チームの決定力には満足していないはずだ。7月20日から3日間で名古屋、HONDA・FC、磐田、静岡産大とトレーニングマッチを行った甲府。この集中トレーニングマッチで、チームが何かを掴んで後半戦に臨むのかという点に注目したい。
甲府と仙台の両チームは、甲府の中盤がフラット、仙台がダイヤモンドという違いがあるものの、4−4−2のシステムは各ポジションのマッチアップがわかりやすいし、戦術面のコンセプトも比較的似ている。J2にありがちな9人で守って2人が攻めるというようなリスク回避のサッカーではない。お互いに前掛かりにプレスをかけて、高い位置でボールを奪って攻撃を仕掛けてくる。また、サイドからの崩しも攻撃の特徴で、サイドバックの攻撃参加の頻度も高い。そして、前線にはバレー(甲府)、バロン(仙台)というくさびになるプレーヤーがいる。それぞれのマッチアップで勝つことが、流れを掴む第一歩になるだろう。ちなみに、仙台の大柴、バロンの2トップは元甲府の選手だ。
このようにコンセプトが似ている両チームだが、夏場はコンセプト通りのプレーを90分間続けることは難しい。時間帯によっては、相手にボールを持たせてカウンターを狙うということを考える必要がある。また、中断中にどれだけコンディション面を整えることができたかという点も注目だ。好調・仙台を攻撃力が自慢の甲府がどう迎え撃つのか。勝てば3位浮上の可能性がある両チーム。長いJ2リーグという言葉が使える時期はもうすぐ終わる。この一戦は意地でも勝って、まずは2位・福岡を追撃したい。
以上
2005.07.29 Reported by 松尾潤
J’s GOALニュース
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