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【J1:第21節 柏 vs C大阪 プレビュー】33歳の大ベテラン薩川の300試合出場がかかる一戦。レイソルは何が何でもホームでの勝利を!(05.08.28)

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8月28日(日)J1 第21節 柏 vs C大阪(19:00KICK OFF/柏)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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 HOT6を2勝3分1敗、順位を2つあげ好調のまま中断を迎え、鹿児島での合宿を終えたはずのレイソルに元気がない。リーグ再開初戦となったホームでの8月21日の千葉ダービー。ここではHOT6で功を奏した守備の意識が薄れ、走りの千葉ペースの試合に。レイソルだけで延べ6枚のカードを出され、退場者さえ出した。そしてこの試合で、新戦力のフランサが全治2週間の腿裏肉離れを負う。とんだリスタートとなってしまった。

 そして前節大分戦。15位と16位の直接対決となったこのアウェーゲームで、エース玉田が前半30分に今季2ゴール目となる待望の先制点をあげるも、以降は防戦一方。後半には追い付かれ、勝ち点2を失った形で柏へ戻ることとなった。試合後早野監督は「移動を含めて、中2日の影響が出て、動きに鋭さを欠いた。狙い通りのサッカーが出来なかった。」とコメントしているが、条件はどのチームも同じ。この試合限りの原因に過ぎない。リーグ戦も残るところ半分を切った今、早くに本質的な原因をつきつめ対策を講じていかないと、昨年のようにシーズンが無駄に長引くことにはならないか。
 
 HOT6前の中断期と、HOT6後の中断期との違いはなにか?HOT6前の中断期、レイソルは新潟で合宿を張った。このタイミングでの新外国籍選手はおらず、また玉田という攻撃の軸と、若手の小林をそれぞれの代表招集のため欠いていた。また多くのケガ人はいた。ただ、やることは徹底していた。前線からの守備の意識づけ、そこからの速いカウンター。シンプルではあるが「意識を統一しよう」という意識、そして順位に対する危機感がそこにはあった。

 そして、6試合で勝ち点9を得て、7月の最終戦は横浜FMに分け、手応えを得て再びの中断入り。この間の鹿児島でのキャンプは、ここまでのやり方の確認に加えて新外国籍選手のレイナウド、フランサとのコンビネーションの確認に比重を置かざるをえなかった。シーズン中に主力として頼らざるを得ない新加入選手、それも外国籍選手が二人。これと軸になる玉田のコンビネーションを確認せざるを得ない。うまく行きかけていた守備的な戦い方への意識が薄れるのも仕方ないのではないか。
 
 また同様に、攻撃的なポジションにいたリカルジーニョは鹿島へレンタル移籍、今シーズン途中に加入背番号11を背負っていた崔成國はHOT6中に登録抹消など、定まった戦力で戦えているとは決して言えない。だからこそ、中断中コンビネーションの確認に費やしてきたうちの一人、フランサがリーグ再開初戦で全治2週間の負傷はチームにとっての痛手。HOT6前と全く違った現状がそこにはある。

 ただ明るい材料は、スピードのあるレイナウドと矢野が2トップを組むことで、起点づくりからフィニッシュまで一手に担ってきた玉田が得点に集中できそうなことか。シーズン中のメンバー入れ替えが激しくコンビネーションに不安が多いのが難点だが、確立しさえすれば可能性は感じる組み合わせではある。

 一方のセレッソだが、前節は千葉の「臨海不敗神話」を打ち砕き波にのる。自慢の攻撃力、中でもベテラン森島の勢いと味のあるヘディングはお見事。先制されてからの逆転劇で次への弾みをつけたところだ。最終的には千葉の猛攻を防ぎきったことが収穫。2試合連続の関東でのアウェイの戦いに挑む。

 この試合、レイソルの薩川が出場すれば300試合出場を達成することになる。
31歳だった03年10月に右下腿骨骨折という全治8ヶ月の負傷を追いながらの復活、大記録の達成となる。この試合ではお嬢さん二人を伴っての入場を予定しており、何がなんでも大ベテランの快挙を勝利で祝いたいものだ。

以上

2005.08.25 Reported by 了戒美子

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