10月16日(日)J1 第27節 磐田 vs 鹿島(15:00KICK OFF/静岡)
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首位G大阪との勝ち点差は、2位の鹿島が3、4位の磐田が9。そして残り試合は、今節も含めて8ゲーム。鹿島としては、これ以上離されるわけにはいかないし、磐田はここで勝たなければ優勝が絶望的になってしまう。かつて2強時代を築いた両チームが、久しぶりに優勝争いの渦中で戦う大一番だ。
前節の東京V戦で、終了間際のまさかの失点で勝利を逃した磐田は、優勝するためには本当に8連勝するしかないという状況になってきた。だが、現時点ではそれに向けて万全の状態が整っているとは言えない。とくに今節に関しては、DFの茶野と金が出場停止で、田中は代表の東欧遠征から戻ったばかりということで、DFラインに少し不安要素がある。もちろん、3バックの両脇を固める鈴木と服部の働きは十分に計算できるが、中央の田中は、日本代表から帰ってきた直後はコンディションを落としていることが多く、守備の安定は彼の動きしだいという面もあるだろう。
攻撃陣では、前田のケガが予想以上に長引いていることが痛い。ただ、代わりに西と成岡が調子を上げており、FWは鹿島戦に強い中山を軸にして、西とのコンビなどもあるかもしれない。チーム全体としても、4失点した東京V戦を含めて、ここ数試合は納得のいく戦いができていない。この2週間のインターバルで、大事な鹿島戦に向けて、どれだけチームのリズムを高められたかが大きなポイントになるだろう。
その意味では、前述の西や成岡といったケガからの復帰組がチームを活性化させることを期待したい。そして、この鹿島戦に勝つことで勢いを得て、連勝街道に入りたいところだ。
一方の鹿島も、最後の追いこみに向けて、チーム内得点王(13ゴール)のアレックス ミネイロが、左膝の捻挫で約1ヶ月離脱するのが痛い。また今節はボランチのフェルナンドが出場停止となり、この試合でもボランチが予想される小笠原の負担が大きくなりそうだ。だが、このところ調子を上げている深井は、磐田がかなり苦手としている選手。彼がスピードと機動力を生かして、どれだけ磐田の守備を混乱させることができるかという部分も、この試合の大きな見どころとなるだろう。
また、鹿島はかつて磐田に3点リードされてから追いついた試合もある(2004年2nd第5節)。ある程度磐田に攻めさせておきながら、要所でカウンターからゴールを奪うという勝ちパターンも持っている鹿島が、その形に持ちこめるのか。逆に、磐田がそれを断ち切れるのか。その部分も大いに注目してみたい。
ともに主力の離脱はあるものの、チーム全体の精神的強さではJリーグ屈指の両チーム。結果はなかなか予想しづらいが、鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督が、かつて「クラシコ」と称したハイレベルな熱い戦いを、今回もぜひ期待したい。
以上
2005.10.14 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
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