10月22日（土） 2005 J1リーグ戦 第28節
清水 1 - 1 磐田　（19:04／日本平／16,220人）
得点者：'26 西紀寛（磐田）、'66 兵働昭弘（清水）
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●長谷川健太監督（清水）：

「公式戦３連敗中で、ダービーということもあって日本平で負けられないゲームで、前半は非常にナーバスになっていた。特にクロスボールの対応という部分で、少し味方同士が重なってしまって、連携のミスから失点をしてしまった。今までであれば、そこで選手たちが少しシュンとしてしまって、なかなか前を向くことができなかったが、今週１週間いろいろとミーティングして、そういう部分を見直していこうということでスタートして、いろいろな部分を確認した。今日は、最後の最後までボールに対して寄せるとか、切り換えで歯を食いしばって頑張るとか、そういうベーシックな部分を、サッカーの原点という部分で、選手たちがよくやってくれたと思っている。そういう気持ちの結果が、兵働の同点ゴールという形に結びついたと思う。

その後、一進一退の攻防が続いて、引き分けという結果に終ってしまったが、今のうちにとっては非常に大きな勝ち点１だと思っているし、連敗を止めたということは、大きな一歩ではないが、一歩前に進むことができたと思っている。これで、もう一度仕切り直して、来週のグランパス戦に向けて、また１週間きっちりと準備をしていきたいと思っている」

Q:初先発の枝村を入れた狙いは？
「やはり攻撃的にいきたいということと、ベテランの選手も非常に意欲的に頑張ってくれているが、閉塞感というのは否めなかった。やはり若い選手、フレッシュな力という部分が、このチームには必要になってきているのではないかと感じた。枝村を使うのは、ある意味賭けの部分はあった。ただ、本当に落ち着いて80分間よく戦ってくれたと思っているし、初先発とは思えないぐらい度胸のあるプレーをしてくれた。特に、枝村が入って今までと違うことは、ボランチの位置からゴール前に出てヘディングシュートとか、ミドルレンジのシュートとか、そのへんは今までなかった部分で、彼が入ることによって攻撃に厚みが出たと思っている。かなり緊張したとは思うが、この試合で自信を持ってもらって、次もさらなるプレーを期待したいと思った。そういう意味では、こういう難しい状況の中で、若い力が出てきたということは、チームにとっては非常に明るい材料だった。また、斉藤、山西という両ベテランが、本当に最後までよくディフェンス陣を締めてくれたと思っている」

以上