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【J2:第40節 仙台 vs 草津 プレビュー】大量得点が欲しい仙台と、失うもののない原点回帰の草津。双方が積極的に得点を奪いにいく展開は必死(05.11.13)

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11月13日(日)J2 第40節 仙台 vs 草津(13:30KICK OFF/仙台)
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 宿敵山形との難しいアウェーゲームを乗り切り、3位甲府だけでなく、最終節での直接対決を控えている2位福岡すらも視界に捉えつつある仙台。最下位が決定した草津を迎えるこの試合、油断するなという指摘はもちろんだが、3位甲府が大量点での勝利を続けている状況を鑑みれば、やはり得失点差も少しは意識したい一戦である。

 仙台は、屈託の無い笑顔でチーム、そしてサポーターのムードメーカー的存在にもなりつつあるシュウェンクが前節、仙台加入後初となる1試合2ゴールをマーク。序盤はチームの約束事を無視する動きを繰り返し、批判の声すら聞こえたシュウェンクだったが、今では「シュウェンクにはFWとしての感覚が備わっている」(前節終了後の根引)というコメントに現れるように、チームメイトからの信頼すらも勝ち取った様子である。

 そのシュウェンク、前節の2ゴールは共にコーナーキックからのヘディングだったが、ゴール前での泥臭さと共に彼の持ち味として挙げられるのが、最終ライン裏への積極的な飛び出し。オフサイド覚悟で飛び出していく彼の動きは、自らの得点チャンスに繋がるばかりか、相手DFラインを下げさせ、バロンのポストプレー、さらには攻撃的な中盤の選手の仕掛けすらも容易にさせる働きがある。これは前節の山形戦でも、得点シーンと共に目についたシーンだった。

 こうした飛び出しは、彼に連動して裏へ出されるパスの精度によっても脅威の度合いが変動するが、その点でも今節の仙台は期待が高まる。代表Aマッチでリーグ戦を2試合欠場した梁が、今週チームに戻ってきた。シルビーニョ、財前と共にもう一門、スルーパスを備えた中盤が加わったことで、シュウェンクは水を得た魚がごとく、前線を動き回ることだろう。梁はリザーブスタートが予想されるが、財前が前節開始直後からの負傷を抱えていることもあり、案外長い時間プレーの機会が与えられるかもしれない。大量得点に関してのキーマンと考えて良いだろう。

 仙台に不安点を挙げるとすれば、菅井の出場停止。しかし代わりに入ることが予想される熊谷も、今季の仙台においては中盤の元祖ファイター的存在。久々のスタメン出場となるが、スタンドでピッチを見つめるであろう菅井の前で、キャプテンとして恥ずかしいプレーはできない。

 一方の草津だが、こちらは第2、第3クールの対戦時とは様相が異なる。今季の草津は序盤こそ、サイドの積極的なオーバーラップを基本に、前線の高さを活かしたサイド攻撃を中心とした攻撃的なサッカーを志向していたが、あまりに伴わない結果やけが人の続発を受け路線変更、中盤戦からは3バックでしっかりと守りを固めるサッカーに移行していた。ところが最近、また従来の4バックに戻し、開幕直後に見せた活きの良いサッカーへの回帰を図りつつあるというのが、現在の草津である。最下位がほぼ決定していたという要因もあるとは思うが、杉山、後藤、櫻田、佐藤(大典)といった、チャレンジャーズチームから上がってきた背番号の大きな選手たちを続々と起用するなど、来季以降を見据えたチームの方向性は明確だ。

 名実共に、失うものの無い草津。彼らが「超アウェー」となる仙台スタジアムで、どのような戦いぶりを見せるのか。「若さ」を良い方向に転がし、臆することなく上手いゲームへの入り方を試みることが出来れば、点を狙いに来ることは明らかな仙台の喉元を急襲できるかもしれない。というより草津はむしろ、その可能性に賭けるべきといえる。なにしろ仙台は勝ち点3のみが許される状況であり、こうしたノルマを意識するチームほど、想定外の出来事に対する焦りは大きいはずだ。

 ということでこの試合、仙台はリーグ戦の、草津はチーム内の状況から、双方積極的に点を狙いに行くのではないか。少なくとも、ロースコアでのドローは考えづらいと思われるが、90分を経た後の結果はどのようなものか。

以上

2005.11.12 Reported by 佐々木聡
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