11月12日（土） 2005 J1リーグ戦 第30節
千葉 2 - 2 磐田　（16:06／フクアリ／17,080人）
得点者：'25 阿部勇樹（千葉）、'34 佐藤勇人（千葉）、'61 前田遼一（磐田）、'72 太田吉彰（磐田）
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●佐藤勇人選手（千葉）：
「今日はトップ下の選手を特に置かずに、自分と阿部と坂本さんの３人で流動的に動いてプレーしました。後半の半ば過ぎからは、動こうとする気持ちはあっても、疲れで足がついていかない状態でした。得点の場面は、中盤の選手ならばともかくＤＦのイリアン（・ストヤノフ）があそこまでオーバーラップすれば、相手は混乱する。ここは得点チャンスになると思って、相手の視界から一瞬消えるような動きをしてから前に飛び出しました。ボールが自分のどこに当たったかわからないけど、たぶん左足だったと思います。でも、２−０から磐田に追いつかれてしまったので、負け試合みたいなものですね」

●立石智紀選手（千葉）：
「後半はうちの選手みんなが体がきつかったのもあって、相手に押し込まれてしまった。それで全体的に前に上がれず、引き気味になってしまったと思います。それに磐田が前田選手を入れてきて、前線でタメを作られるようになったのも苦しくなった原因だった。磐田の前線に動きが多くなって、マークが少し混乱してしまったと思う。ただ、後半にうちが先に１点取っていれば、試合は違ったものになった。そこで１点を取れず、磐田に先に１点取られたことも大きかったと思います」

●水本裕貴選手（千葉）：
「今日は（斎藤）大輔さんがいないので、結城さんや阿部さんとこまめに話し合いながらプレーしていました。前半はうまくいっているところが多かったんですが、磐田が後半から選手を代えてきて動きの量を増やしてきたことで、対応するのがきつくなってしまいました。うちはバテてしまって、後半勝負だったという磐田にはめられてしまったなと思います。ただ、全体的に下がってしまったところでなんとかできるのが本当に強いチームだと思う。その点を意識してチーム力を上げていかないといけないですね」

●ストヤノフ選手（千葉）：
「最後まで守りきれればよかったけれど、やはり１週間のうちに３試合はきつかった。体がかなり疲労していたことによって集中力をなくしてしまい、失点を招いてしまった。確かに、前半はうちのチームのほうがよかっただけに、引き分けという結果はとても残念でたまらないです」

●坂本將貴選手（千葉）：
「後半は磐田もチャー坊（茶野選手）がオーバーラップしてきたりと、ＤＦもかなり攻撃参加してきた。そこを対処しようとすることで、服部さんや名波さんのところがあいてしまい、そこからいい形でのサイドチェンジを許してしまったところがあった。前半と同じようなサッカーをできればよかったのだが、疲労とマークのズレもあって思うようにできなかった」

●巻誠一郎選手（千葉）：
「途中からはチームの運動量が落ちて、セカンドボールが拾えなくなってしまった。ディフェンスラインも押し上げられなくなって前線との間が間延びしてしまい、うまく攻撃ができなくなってしまった。やはり自分も孤立してしまうと苦しい。失点は相手に崩されたという感じではない。自分たちのミスから招いたもので、これまでと同じことを何回も繰り返しているようではいけないと思います」

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●服部年宏選手（磐田）:
内容は悪くはなかったと思う。自分たちのプレーができた。ただ失点のシーンのやられ方がよくなかった。良いところが出せたし、課題も出てきた試合だった。後半は切り替えの速さが良かった。勝ちたかったけど勝てなかったのは、これが今の実力だということかもしれない。

●太田吉彰選手（磐田）:
ゴールしたシーンはちゃんと決めれたよかったという気持ちですね。なかなか縦に行かせてくれなかったので、意識して中に切り込むようにしていました。また、名波さんとパス交換などを意識しました。後半からはチームのリズムが変わった。ハーフタイムに監督から、集中してやろう、前からどんどん行こうと言われました。

●名波浩選手（磐田）:
後半はチームが全体的にプレッシャーを強くかけられるようになった。内容は悪くなかったと思う。セットプレーからの1失点目のショックを引きずってしまいカウンターからの2失点目まで悪い流れになってしまった。ハーフタイムに後半は3点取ろう！と言って臨んだ。そこで2点とれたけど3点とれなかったのは課題だと思う。ただ良く持ち直したとは思うし相手には仕事をさせなかった。千葉は自信を持ってプレーしているのが伝わってきた。村井と茶野も後半は千葉サポーターのブーイングを良い方向に受け止めてプレーしていたと思う。

●田中誠選手（磐田）:
2失点のやられ方がよくなかった。セットプレーとカウンターだったので。ただよく持ち直したと思う。後半に結構点をとれるのがウチのパターンなので、それが実践できてよかった。とりあえず1点取ろうという気持ちがあった。1点目を決めた遼一（前田選手）は、チームにとって欠かすことの出来ない必要な選手になっている。彼がいることで相手のラインも下げられるし、高さもあるし、キープもできるので。

●前田遼一選手（磐田）:
自分が入って、相手のDFラインをさげることを意識した。そこで下げることによってくさびももらえるようになった。得点したシーンはニアにボールが来るという感じがした。村井さんと目があってその通りに来た。

●鈴木秀人選手（磐田）:
怪我がドンドンいたくなってきて、最後の方は激痛が走った。ハーフタイムまではもたそうと思っていた。ゆっくり治します。

以上