●国際親善試合
2月11日(土)13:00(日本時間)/アメリカ・サンフランシスコ
日本代表 vs アメリカ代表
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1月29日から始まっている日本代表の宮崎合宿も早いもので5日目。2006年ドイツワールドカップ本大会出場を目指す選手たちは、世界で戦える体を作るために連日、ハードなフィジカルトレーニングを消化している。31日あたりからようやくボールを使ったメニューが組み込まれるようになり、1日にはボール回しや軽いミニゲームも行われた。
そして迎えた2日。宮崎は最高気温が15度近くまで上がり、春を感じさせるような穏やかな陽気に恵まれた。この日のジーコジャパンも朝9時からと午後4時からの2部練習を実施した。合宿に入ってから左足側部の痛みを訴えて別メニューを強いられていた茂庭照幸(F東京)と右ひざ痛で練習を休んでいた曽ケ端準(鹿島)がトレーニングは復帰。しかし土肥洋一(F東京)が左ハムストリングの痛みを訴え、練習に姿を見せなかった。この日は1人でプールでリハビリに努めたという。
午前練習ではこの合宿に入って初めての本格的なゲーム形式の10対10が行われた。ビブスをつけてレギュラー組に入ったのは、DF田中誠(磐田)、宮本恒靖(G大阪)、中澤佑二(横浜FM)、加地亮(G大阪)、三都主アレサンドロ(浦和)、MF福西崇史(磐田)、遠藤保仁(G大阪)、小野伸二(浦和)、小笠原満男(鹿島)、久保竜彦(横浜FM)。彼らに川口能活(磐田)が加われば、3−6−1の布陣になる。これは昨年6月のドイツワールドカップアジア最終予選・バーレーン戦(マナマ)とコンフェデレーションズカップ・メキシコ戦(ハノーファー)で採ったシステム。その試合では、2列目に小笠原と中村俊輔(セルティック)が入ったが、今回は中村に代わって小野がこの位置に入ることになる。彼らは3日午後、鵬翔高との練習試合を行うが、その時に新たな組み合わせを試すことになりそうだ。
「オノはボランチか?彼は常にセントラルミッドフィルダーだ」とジーコ監督は語る。指揮官にとって小野はどんな時も中盤の真ん中を担う存在である。小野と小笠原、遠藤は99年ワールドユース(ナイジェリア)でも中盤を組み立てており、かなり時間が経っているとはいえ、連携面の問題はまずないだろう。この組み合わせが機能すれば、日本代表に新たなオプションが生まれる。ジーコ監督の新たなテストがどういう結果をもたらすか見ものだ。
慢性的な腰痛でほぼ1年半、日本代表から離脱していた久保の1トップ起用も斬新な試みといえる。宮本によると「タツ(久保)はまだジャンプとかセーブしている部分がある」というが、久保本人は問題なさそうだ。彼は前を向いて積極的にゴールを狙うタイプだが、ポストプレーもこなせる。1トップを十分に担えるFWといえる。「タツさんにどんどんいいボールを出したい」とボランチの遠藤も前向きに話していた。彼を含めた攻撃陣の連携も今後の1つのポイントになりそうだ。
10対10の後はジーコジャパン恒例のシュート練習へ。サイドからのボールに合わせてゴール前に飛び込む形など4パターンを実施した。日本代表初参戦の佐藤寿人(広島)は「ジーコ監督は1つ1つのシュートをしっかり決めていけと言っていた。GKの取れないコースを狙うことも指示された」と話す。そんな中でやはりキラリと輝いたのが小野だった。「伸二はシュートの精度が違った」と宮本も驚いていた。彼の合流は間違いなくチームにプラスに作用しているようだ。
午前練習は2時間足らずで終了。午後練習はボールを使ったフィジカルトレーニングがメインだった。練習開始前には隣の野球場でキャンプを張っている読売巨人軍の原辰徳監督がジーコ監督を表敬訪問。原監督がジャンバーと帽子などをプレゼントすると、ジーコ監督も日本代表ユニフォームなどを贈り返し、ガッチリと握手。「お互いがんばりましょう」と激励しあった。こういうシーンは見る側もすがすがしい気分にさせられる。
そんな指揮官の爽やかな気持ちが選手たちにも伝播したのか、午後のフィジカルトレーニングは熱がこもっていた。ジャンプやダッシュ、ジグザグ走やバック走とキックやヘディングを組み合わせた練習など、ボールを使った実戦形式のメニューよりは取り組む側もキツイだろうが、誰一人手を抜く者はいない。全ての選手たちがワールドカップ出場という大きな目標を見据えていた。
午後も約2時間のトレーニングだったため、さすがに選手たちは疲れを見せた。だが明日は待望の紅白戦が待っている。約5年ぶりに国内での代表合宿に参加している小野は「本当に代表でのゲームは久しぶりなんで試合感覚がどのくらいあるか確かめたい。楽しみですね」と笑顔で話していた。
新たなメンバー構成による3−6−1成功するのか。現時点で選手たちとチーム全体のコンディションはどこまで上がっているのか…。鵬翔高とのゲームが今から楽しみだ。
以上
2006.02.02 Reported by 元川 悦子
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