2月25日(土) 2006 ゼロックススーパーカップ
G大阪 1 - 3 浦和 (13:37/国立/35,674人)
得点者:'2 オウンゴ−ル(G大阪)、'9 堀之内聖(浦和)、'17 ワシントン(浦和)、'51 ポンテ(浦和)
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敗戦のいい訳にするつもりはないが、昨季の得点力を支えた2選手(アラウージョ・大黒)がチームを去り、攻撃を再構築しなければならなかったこと。また、その中でチームの軸となる日本代表3選手(宮本、遠藤、加地)の合流が遅れ、全体であわせる時間が殆どなかったことなどを踏まえて考えると無難な出来だったと言えるのかもしれない。
もちろん、試合後の選手の口からも聞かれたように、タイトルのかかった試合ということで、負けた結果には満足すべきではない。ただ「予想以上にサッカーができていた。互角以上にゲームコントロールできたし、これほどボールが動いた展開を作れるとは思っていなかった」という西野監督の試合後のコメントにあるように、ある意味『予想以上』の結果だったと言える。という意味では、『敗戦』という突きつけられた現実にもチームにダメージは感じられない。
確かに、前半はFWマグノアウベスが孤立してしまったこと、「DFに入った時に連動して動けなかった(DF山口)」こと、ミスが多く、球際の弱さが目立ったことなどといった課題はある。また「今日は3バックで考えたとき、あのポジションを埋める選手が見つからなかった(西野監督)」ことで3バックの右ストッパーに配置されたMF明神も、本来のポテンシャルの高さでなんとか無難にはこなしたものの、完全にフィットしたとは言いがたい。とはいえ、MF遠藤とMF橋本の2人がボランチでバランスをとりながら、ボールも人もある程度動かせたのは事実。特に右ウイングに配置されたMF寺田が積極的に攻撃に絡み、おおいに可能性を感じさせる動きを示してくれたのも収穫だ。
また、後半、MF加地とFW播戸という新加入の2人を投入してからは、4バックにシステムを変える中で互いが連動する回数も増え、前半は孤立していたFWマグノアウベスも播戸やMFフェルナンジーニョとの絡みの中でアップテンポな動きを見せていたと言えるだろう。1−3という状況の中で浦和のスピードダウンがあったことは否めないが、守備ではDF山口とDFシジクレイ、プラス、ボランチのMF橋本がゴール前を『締め』、かつサイドからは右のMF加地が積極的に前後に動いて攻撃に参加する。前線ではFWマグノアウベス、FW播戸、MFフェルナンジーニョが互いの存在を近くに置きながら連動し、ゴールを目指す。残念ながら決定力不足に泣き、得点は前半立ち上がりのオウンゴールでの1点に留まったため、事実上、ノーゴールに終わったが、シーズンはまだ始まったばかり。来週始まる同カードでのリーグ開幕戦を含め、試合を重ねる中でより内容を高め、結果に繋げていけば何ら問題はないはずだ。いや、そのことは昨年を戦った選手たちが一番痛感しているはず。昨年も開幕黒星も含め、スタートは決して良くなかったが、最後に笑ったのはG大阪。もちろん、慢心は禁物だが。
以上
2006.2.25 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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