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【J2:第3節 水戸 vs 湘南 レポート】好調同士の一戦は須田を封じた水戸勝利。攻守に高い充実度を見せ、『今年の水戸はこれまでと違う』と思わせる内容となった。(06.03.18)

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3月18日(土) 2006 J2リーグ戦 第3節
水戸 3 - 0 湘南 (14:03/笠松/2,137人)
得点者:'44 アンデルソン(水戸)、'68 オウンゴ−ル(水戸)、'89 吉本岳史(水戸)
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「今日は水戸が非常によかった。完敗だった」(湘南・上田監督)。「ウチがやりたかったことをやられた」(湘南・城定)。

1勝1分という好スタートを切ったチーム同士の対戦だったが、3対0という結果だけでなく、内容でも大差をつけ、水戸が勝利をおさめた。

序盤からペースを握ったのは水戸。10分、左サイドの権東からのクロスをファーサイドで岡本が頭で折り返し、そのボールを眞行寺が合わせたが、ゴールポストに嫌われゴールならず。そして14分にも最終ライン時崎から左サイド高橋へのロングフィード。そのまま高橋が中央に切り込み放ったシュートはGK伊藤に防がれたものの、水戸が湘南ゴールを襲う時間が続いた。

「須田のサイドを狙いました」と時崎は言う。昨季まで水戸でプレーをしていた須田。攻撃的な右サイドバックとして昨季頭角を現し、今季湘南に移籍。第1節では見事なアシストを決めるなど、もはや湘南の中心選手である。だが、この試合においては「彼の持ち味は分かっている」(時崎)水戸の選手たちは須田の攻撃力を封じるために執拗に彼の裏のスペースにボールを送り込み、そこを起点に攻撃を仕掛けていった。「須田に対しては高橋のつっかけの方が有利にできる」と前田監督はこれまで右サイドで起用をしていた高橋を左サイドで起用。彼の突破力をもって須田を封じ、そして湘南の攻撃をつぶしながらチャンスをつくっていった。上記のチャンスもすべて左サイドからであり、水戸の思惑通り試合は進んでいった。

そして、44分。須田を封じられたことで「サイドからうまく攻められず、中央へのパスばかりになってしまった」(城定)湘南のパス回しを秦がインターセプト。秦から前線の岡本に渡ると岡本がDF3人をかわしながらシュート。GK伊藤がはじいたボールをアンデルソンが詰めて水戸が先制点を挙げた。

今の水戸は先制すると強い。「みんな声を出すようになっているので、昨年よりいい守備力になっている」と吉本が自信を持つように選手全員の守備意識が統一されており、隙を見せることがない。同点に追いつこうと前掛かりになる湘南の攻撃をしのぎながら、相手のスペースを突く鋭いカウンターが威力を増すこととなった。そして68分、カウンターから得たCKを時崎が頭で合わせ、追加点(湘南の選手に当たったため記録はオウンゴール)。さらに終了間際にもカウンターから得たFKを吉本が沈め、ダメ押しとなる3点目を決めた。

3試合でわずか1失点。この日は警告が0など水戸の守備の強固さにチームの充実度が伺える。3試合を終えた時点で2位となったが、吉本が「先はまだ長い。若い選手で調子に乗っている選手がいるかもしれないので、明日の練習で声をかけて気を引き締めさせたい」と話すなどチームの精神力の向上も著しい。シーズンはまだはじまったばかりだが、『今年の水戸はこれまでとは違う』と断言できるだけの強さを見せつけての大勝となった。

一方、湘南は持ち味を出せず。須田を封じられてしまうと攻撃を組み立てられない欠点を露呈してしまった。「うまくいかない時に試合をやりながら修正していけるようにならないと・・・」と加藤。今後、いかに攻撃のバリエーションを増やせるか。加藤、佐藤、アジエル、ファビオ、横山・・・それができる人材はしっかりと揃っている。中2日で迫る仙台戦でチームの真価が問われることとなるだろう。

以上

2006.3.18 Reported by 佐藤拓也
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