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【J1:第3節 名古屋 vs 鹿島 レポート】数的不利な名古屋が底力を発揮。鹿島はゴールに見放され、引き分ける。(06.03.18)

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3月18日(土) 2006 J1リーグ戦 第3節
名古屋 0 - 0 鹿島 (15:33/豊田ス/22,651人)
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ともに1勝1敗。ここで絶対に勝点3が欲しい名古屋と鹿島。名古屋のスタメンは秋田、本田がケガから復帰。さらに左サイドバックにはルーキー阿部が初スタメンを飾るなど、大幅にメンバーが入れ替わった。対する鹿島はこれまで通り。4−4−2の激突となった。

今日のゲームで、名古屋は1ゴール目がJ1ホームゲーム通算400ゴールとなる記録がかかっていた。この記念すべきゴールを決めるのは、先日電撃的な入籍を発表した杉本の結婚後初ゴールか? 玉田の移籍後初ゴールか? はたまた古賀、秋田のヘッドか? 誰もが期待を込めて試合を見守った。
開始から20分ほどまでは、鹿島にボールを支配され、防戦一方の名古屋。あわやゴールかというシーンもあり、冷や冷やの展開。しかし、ゲームが進むにつれ落ち着きを取り戻し、徐々に鹿島ゴールへと攻め込む場面が増えていく。前半終了間際には、玉田が中央に切り込み、パスと同時に金が飛び出しゴール前へ。しかし、激しいチェックに合い、シュートには至らなかった。ここで前半終了のホイッスル。0−0で折り返す。

後半、見違えるような動きを見せたのは名古屋。ハーフタイムで「フリーの選手とスペースをもっと有効に使うように指示した」というフェルフォーセン監督の言葉を選手がピッチで表現。名古屋ペースで始まった。しかし、中盤で体を張ったプレーを続け、攻撃にも積極的に動いていた金が、3分にこの日2枚目のイエローカードで退場。名古屋は後半開始早々に数的不利な立場に立たされてしまう。だが、今日の名古屋はここからがすごかった。
守りに入ることなく、DF陣も積極的に攻撃参加。流れは完全につかんでいた。だが、鹿島の攻撃陣を防ぐには、やはり守備をかためなくてはいけなかった。好調の杉本を下げ、ボランチに須藤を据えて、玉田を1トップにする。ここでさらに名古屋の動きが加速し、ルーキーの阿部、途中出場の須藤と、若手が要所要所で攻守に貢献。惜しいシュートなど、数々のチャンスも演出していた。しかし、「人数が足りないのでセンタリングが難しかった」と試合後に阿部が語ったように、攻撃の手数が足りない。ビルドアップすることができず、前線にロングボールを放り込む攻撃場面が多くなる。中盤にもうワンクッションあれば、ゴールが生まれるだろうと思わせる場面も度々あった。もちろん、玉田も「退場があった後から僕の仕事が増えたから、持ち味を活かす場面もたくさんあった」と言うように、何度もDFの裏を抜け、またはドリブルで突破し、チャンスを作っていく。さらに積極的に守備もこなし、前線で奮闘する姿も目立った。
ほぼゲームの流れをものにした名古屋は、後半30分を過ぎても集中した守備で、鹿島の攻撃を防いでいた。攻撃に関しても、ひたすらゴールを目指している。そんな中、決定的チャンスが名古屋に訪れる。自陣で倒された玉田がファウルもらい、早いリスタート。中村につなぎ、起きあがった玉田が抜け出すと、飛び出してきたGKに倒されPKに。しかし、これをパンチングで弾かれ、最大のチャンスを逃してしまった。
ここで一瞬集中力が切れたのか、逆に決定的ピンチを迎える。だが、放たれたシュートはゴールポストに当たり、危ないところを免れた。終盤、疲れの見えた玉田を下げ、高さとスピードを持つ豊田を投入した名古屋が最後の駒でゴールを狙う。しかし、鹿島もここから怒濤の攻撃。スタジアムのボルテージも最高潮に達した。だが、結局、両チームとも好機を活かせず、ノーゴール。今日はゴールの神様にもて遊ばれていたと言ってもいいかもしれない。

数的不利に立ちながら、集中した守備と積極的な攻撃を見せた名古屋。対して鹿島は、自陣でインターセプトされ、ピンチを作ってしまうなど、守備も攻撃も連係・集中を欠いたものだった。蓋を開けてみればシュート数も両チームとも10。数字から見れば拮抗した試合内容。だが、名古屋に勢いがある試合だったと言える。ただ、名古屋も決定的なチャンスを逃すなど、得点力には課題が残った。この引分けを火曜日の試合に活かせるか? 両チームの戦い方で、答えが出るはずだ。


以上

2006.03.18 Reported by 茂木美佐子
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