3月18日(土) 2006 J1リーグ戦 第3節
大宮 1 - 2 新潟 (15:01/埼玉/9,368人)
得点者:'18 エジミウソン(新潟)、'46 桜井直人(大宮)、'75 エジミウソン(新潟)
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今季初めて大宮が内容に手応えを得た第3節新潟戦。早い時間帯の前線からのプレスは機能したし、中盤でのポゼッションも悪くなかった。しかしながら、時間を追うごとにキープする位置もさがり、そして勢いも失速。先制点もそして勝点3も新潟の手に転がり込んだ。大宮・三浦監督が「一言で言えば悔しい」と感情をあらわにすれば、「これがサッカーの難しいところですよね」とキャプテン奥野はがっくりと肩を落とした。第3節にして初黒星を喫した大宮は昨年末からのホーム連勝記録を6でストップさせることになった。
大宮はここ1週間、開幕以来2試合の立ち上がりの悪さを払拭すべく、その意識付けをしてこの試合に臨んだ。前線に起点をつくるため今季ベンチ入りもなかった長身FW若林を起用。また今季初先発となるディビッドソン純マーカスを中盤の底に置き守備の安定を図った。その他は通常通り4-4-2の布陣で新潟を迎えた。対する新潟もがっぷり四つの4-4-2。大宮に比べると、徹底されたカウンター攻撃を展開。ロングボールを矢野にあて、そこからエジミウソンの個人技もしくは中盤からの飛び出しというパターンで繰り返し繰り返しゴールを狙う。
「前半はアグレッシブな戦いをし、ボールもキープした」と、大宮の三浦監督が振り返るとおり、前半の入り方をここまでとは変え、勢いを受けないよう前からプレス。これが効を奏し大宮が先制点までの時間帯の主導権を握った。しかし新潟にしてみればこれは想定内。ロングボールを前線に放り込みチャンスをうかがう。そして18分、大宮のミスから前線中央で新潟・矢野にボールが渡る。DFとの駆け引きを制した矢野が、走り込んだエジミウソンへ落ち着いてラストパス。エジミウソンはこれを難なくゴールに流し込み先制。大宮にしてみれば、立ち上がりを上手く制していたところだけに痛恨の先制点。前半はそのまま0-1で折り返す。
後半に入る時点で、大宮はマルティネスに代え桜井を投入。この後半の集中力は見事なもので、46分早くも同点弾が生まれる。右サイドで矢野が「安易にはたきすぎた」と言うボールを大宮が奪って土屋が前線へ送り、これを小林大がドリブル。そしてフリーの状態で中央へクロスを放り込む。ここに投入されたばかりの桜井がまさに気迫で飛び込み同点。
しかし、前半からの勢いはこのあたりから失速ぎみに…。中盤での主導権は握り、クロスを挙げるところまではいくものの、フィニッシュまではなかなかいかない。また前半のサイド攻撃も影を潜めコーナーキックも前半6に対し後半3。一方の新潟のコーナーキックは前半0に対し後半は9。後半の勢いの違いが数字でもよくわかる。その勢い、粘り強さが追加点につながったのか、75分に生まれた新潟・エジミウソンの2点目も右サイド鈴木慎吾のクロスから生まれた。ゴ―ル前の混戦で大宮DF陣のクリアミスをエジミウソンが粘り、右足でゴールへ押し込んだ。これが決勝点となり、ゲームは2-1で終了。大宮はミスから自滅、勝点3を失った。
ここまで2試合「思ったより悪い」と三浦監督がため息をもらしていた立ち上がりの悪さは改善の兆しを見せ、手応えのあるコメントを残した。「こういうサッカーが出来ていけば」と3試合連続でアシストをマークした小林大。選手たちもわずかながら前進の可能性を感じたようだ。他のチームが中2日での連戦を迎える中、幸い大宮は次節まで1週間の猶予がある。次節こそ、内容もそして結果も求めて戦いたい。
以上
2006.03.18 Reported by 了戒美子
J’s GOALニュース
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