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【J1:第3節 千葉 vs 福岡 レポート】攻撃サッカーを失った千葉と堅守を保てない福岡。2-2の引き分けで初勝利ならず。(06.03.19)

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3月18日(土) 2006 J1リーグ戦 第3節
千葉 2 - 2 福岡 (16:04/フクアリ/8,567人)
得点者:'40 薮田光教(福岡)、'44 巻誠一郎(千葉)、'70 薮田光教(福岡)、'86 要田勇一(千葉)
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試合終了後、スタンドに向かって挨拶に来た選手たちに対する両チームのサポーターの反応が、千葉と福岡の状況を如実に表わしているようだった。

一度はブーイングが聞かれたものの、最終的には拍手で選手を迎えた福岡サポーター。一方、千葉サポーターからももちろん拍手は聞こえたが、それをブーイングがかき消した。J1復帰後、まだ発展途上状態ともいえる福岡と、昨シーズンにできていたことができず、自滅した千葉。今シーズンのリーグ戦は同じように未勝利だが、チーム状況には大きな差があるように見えた。

千葉はFWハースが負傷欠場し、FW巻誠一郎の1トップに、MF羽生直剛と初スタメンのMFクルプニコビッチが2列目に入る布陣で臨んだ。対する福岡はFWグラウシオがスタメンに復帰したが、FW田中佑昌と16日の練習で負傷した左サイドハーフのMF古賀誠史が欠場。千葉は基本的にDF斎藤大輔とMF阿部勇樹が福岡のグラウシオとFW薮田光数をマークして、DFストヤノフがカバー。右ウイングバックのMF水野晃樹の後ろにMF坂本將貴が入り、左ウイングバックのMF山岸智の前に羽生が張り出す形で、福岡のサイドアタックをケアする変則的なフォーメーションだった。
 
前半は福岡対策が奏功し、ボールを保持した千葉だが、「前半は4失点するほどピンチがあった」(福岡・松田浩監督)決定機をモノにできない。33分にはストヤノフのロングパスから巻がヘディングシュートを決めたかに見えたが、ファウルの判定でノーゴールだった。40分、千葉の山岸が治療のためピッチの外に出ていた時だった。福岡のMFホベルトのロングパスに右サイドバックのDF中村北斗が追いつき、スピードのあるクロスをゴール前に入れる。これを薮田がヘディングで決め、福岡は3試合連続で先制点を奪った。
 
千葉はここですかさず反撃。前半のロスタイム、クルプニコビッチのパスを受けた山岸がドリブルで相手をかわしてクロスをあげると、DFのマークをかわしてファーサイドに飛び込んだ巻がヘディングで同点弾をゲット。このまま後半は勢いに乗るかと思われた千葉だが、選手が連動した攻撃が少なく、逆に福岡に中盤を支配される。70分、福岡のDFアレックスがFKを蹴ると、千葉の坂本は体を寄せ切れず、薮田にヘディングシュートを決められてしまう。先制点に続き、タイトにマークする守備はまたもやできなかった。
 
86分、佐藤のグラウンダーのシュートを福岡GK水谷雄一が抑えきれず、こぼれ球を交代出場のFW要田勇一がゴール左隅に蹴りこんで、千葉は敗戦を免れた。試合後の坂本は「ホームでは負けられない気持ちはあった」と話したようだが、「負けられない」気持ちが失点に対する恐れを招き、攻撃時の積極性を欠いている気がしてならない。昨シーズンの千葉は2点取られても3点を取って勝つサッカーをしたのではなかったのか。

確かに対戦相手に研究され、スペースは消されがちだ。だが、点を取るための積極的なボール回しやリスクを冒す攻撃ではなく、相手のプレスをかわして攻め上がる動きが少ないためにパスの選択肢が狭まり、消極的なパス回しでミスをしていてはもはや攻撃サッカーではない。一方、堅守のチームながらも3試合連続でリードを守れなかった福岡。だが、がむしゃらにボールを追い、果敢に攻めた後半の姿は今後につながるものであることは間違いない。

以上

2006.03.19 Reported by 赤沼圭子
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