今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【 キリンカップサッカー2006 日本代表 vs ブルガリア代表 】試合終了後のジーコ監督(日本代表)会見コメント(06.05.09)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
●キリンカップサッカー2006
5月9日(火)19:20/大阪長居スタジアム/44,851人
日本代表 1-2 ブルガリア代表

得点者:
1分 S.トドロフ(ブルガリア)
76分 巻 誠一郎(日本)
91+分 H.ヤネフ(ブルガリア)
----------

●ジーコ監督(日本代表):

「流れとして序盤で失点してしまって、その後同点あるいは逆転すべく、闇雲にではなくバランスが取れた形で気持ちを前に出して戦って、ああいった形で同点ゴールが生まれた。その前にあった数多くのチャンスを2、3本でも決めていれば全く違っていたのだが、そこで決められなかった。ブルガリアにとってはその時点で引き分けでも良かったわけで、バックパスをまわされてもうちは前からどんどん追うような形で、最後まで勝負を捨てずにいったということ。

ああいった形で最終的に負けたが、決めるときにしっかり決めないと後で痛い目を見るという展開だったと思う。ただ、自分たちのサッカーの方向性は間違っていないので、自分たちがやっていることを信じて、次があるわけだからここで投げ出したらなにもならない。最後まで修復しながら次の試合に臨んでいきたい」

Q:選手起用を迷うくらいの活躍を見せてほしいとおっしゃっていたがどうだったか?また久保選手がスタメンから外れた理由は?

「今日は多くの選手がピッチに立ったわけだが、選手の実力は分かっているし今日はそれにプラスしてみんな気持ちも入っていて嬉しい悲鳴だ。全員の頑張りが賞賛に値する。最終メンバーのベースはある程度頭にはあるが、そのような中でもよくやってくれた。久保ついては昨日ドクターから練習後に違和感(痛み)があると聞いたので、急遽巻をスタメンにした。迷惑をかけないように、怖さがあるということで本人が申し出てくれたのは非常にプロらしい態度だったし、ここで無理をする必要はない。しっかり治して次の試合に備えてほしい」

Q:後半32分の同点直後、佐藤選手を投入したのは追加点を狙ったと思うが、守備に対する指示はしたのか?

「佐藤を入れる時点で中盤は回っていたが、佐藤の独特の幅広い動きでニアにファーにとボールを引き出してくれることを狙った。同点ゴールが入ったときには投入するつもりでいた。ホームで戦っていて、お客さんも入っていたし、1点欲しかったことは確か。ただ後ろに関してはあの時点で特に指示は与えなかった。

一番怖かったのは、リードされた時に闇雲に前へ前へ全員があがってバランスが崩れてしまうこと。ブルガリアの攻撃は左17番を中心としたカウンターだと分かっていたので、逆サイドを含めて一人二人と見ながら確実にポジションを取っていた。2点目を取られた後は、右サイドでカウンター攻撃を受けた場面もあったが、どうしても点が欲しかったので仕方がない。

ただ、それまでの守備に対してはしっかりやれたと思う。2点目が入ってしまった要因は、あの場所でファールが起こってしまったこと。相手が背を向けている時は寄せるだけでいい、その後のポジショニングは良かったと思うが、GKの前にああいったボールが来るとやられてしまう可能性が高い。その他はミスはなかったと思う」

Q:今日の試合が火曜開催だったことで、リーグ戦から中1日、2日で臨むことになった選手も多かったがその点については?

「この試合の日程は最初から分かっていたことだ。日曜日の試合が非常に厳しい内容で、その中に代表選手が6人いたと言うことで、選手にも今日スタメンに関しては自分のモットーを変えずに、1日でも多く休養を取った選手で組むと言っていた。後半短い時間の中でいけるのであれば出てもらう可能性はあるが、フィジカルの要求が厳しい中で、技術もフィジカルも完璧でなければなかなか試合には出せない。

完璧でない状態で最初から起用するつもりはなかったし、大事な大会で、お客さんもいいパフォーマンスを期待しているのであれば、できれば木曜、土曜の日程がよかったのかもしれないが、そこは合意の上で、選手も今出せるものをJリーグで出してきた。今日は4年間の集大成で、今まで学んできたものを出して欲しいと言う意味ではいい内容だったといえる。昨日、一昨日集まったチームとは思えない質の高いプレーをみせてくれたし、よくやってくれたと思う」

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着